情報を求めています。15年前、千葉県市原市姉崎で不動産会社の経営者、永野武さんが殺害されました。有力な情報提供には最高300万円の懸賞金が支払われます。
(千葉放送局記者 渡辺佑捺)
15年前の1月17日、市原市姉崎にある不動産会社の事務所で経営者の永野武さん(当時78歳)が刃物で刺されて殺害されているのが見つかりました。警察は殺人事件として捜査を続けていますが、今も犯人につながる有力な手がかりは見つかっていません。
警察は解決につながる有力な情報提供に公費から懸賞金を支払うことにしています。
懸賞金は最高300万円で、受け付け期間は2023年2月5日から1年間です。
警察は事件当時、現場付近で目撃された不審者の絵を公開しました。
不審者の特徴
▽30歳前後の男性
▽身長160センチメートルくらい
▽上下ともに黒色のトレーナー
犯人の検挙に向け捜査を続けています。ささいなことでもいいので情報をお寄せ下さい。
市原警察署 ☎0436-41-0110
永野さんの遺族も情報提供を呼びかけています。1月17日には現場近くのJR姉ヶ崎駅前でビラを配って呼びかけました。ビラ配りは毎年行っていましたが、おととしと去年はコロナ禍のため見送っていて、ことしは3年ぶりだということです。
小さな情報でも事件が解決することもあるのでぜひ、協力してください。ことしが最後のビラ配りになるよう願っています。
長女の裕子さんは「わたしは父が亡くなっていた現場を見ていません。いまでも父が2階から降りてくるような気がします」と話していました。ビラ配りのあと、孫の貴佑さんは永野さんの墓前で「絶対に犯人を捕まえるからね」と強い口調で話しかけていました。ご家族の思い出は15年前から止まったままです。今後も犯人検挙に向けて強い思いで活動されているご家族の取材を続けていきます。今回公開された新しい情報を見て気づいたことがあれば、ささいなことでもよいのでひとつでも多くの情報を寄せてください。