プレミアム食事券延長子ども食堂支援追加の物価高騰対策は

記録的な物価高騰に対応するため、千葉県は2月補正予算案で、フードバンク等を行う団体への補助や、プレミアム付き食事券の期間延長などを盛り込みました。

千葉県は、2月の補正予算案として735億1100万円を編成しました。このうち、物価高騰対策には71億2000万円が計上されました。
補正後の今年度、令和4年度の県の最終予算額は2兆3966億3800万円となっています。

物価高騰対策

▼フードバンクへの補助 7200万円
食糧支援を必要とする生活困窮者に円滑に物資が行き届くよう、支援体制の整備・充実を図るため、フードバンク等の団体に対し、運営費を支援する。

食糧支援を行うフードバンク等の団体は、人件費や賃料、備品購入費などの運営費として、半額が補助されるよ（上限は1団体あたり100万円）。

▼生活困窮者等の支援に取り組む団体への支援 4800万円
生活困窮者の支援体制を維持するため、エネルギー・食料品価格の高騰の影響を受ける子ども食堂の運営団体等を支援する。

子ども食堂を運営する団体や、そのほか生活困窮者等への支援活動に取り組む団体には、一団体あたり10万円が支援されます。

▼家庭向け省エネ家電購入促進事業 10億円
家庭でのエネルギー負担を軽減するため、省エネ性能の高い家電製品の購入者に対し、キャッシュレス決済サービスで使えるポイント付与などを行う「ちば省エネ家電購入応援キャンペーン」について、新たにテレビを対象に加えて実施する。

対象の製品はエアコン・冷蔵庫･給湯器・テレビで、省エネ性能表示により製品は指定されているよ。現在実施中の第一弾キャンペーン終了以降、購入額に応じて、一台あたり1万円から3万円分のポイントが付与されます。

▼「千葉で食べよう！プレミアム食事券キャンペーン」事業 10億円
食料品価格の高騰等が続く中、感染防止対策に取り組んでいる飲食店を支援し、県内の消費喚起を図るため、プレミアム付き食事券キャンペーンの期間延長に必要な予算を増額する。

対象は、千葉県の飲食店感染防止の認証店や確認店のうち、この事業に参加している店舗で、プレミアム率は25％または20％です。当初2月28日までの予定でしたが、3月1日以降も延長されます。

プレミアム食事券キャンペーンの目的や利用法についてまとめた記事は、こちら

▼「千葉とく旅キャンペーン」事業 50億円
物価高騰などの影響を踏まえ、宿泊料金の割引や地域クーポンの配布を行う「千葉とく旅キャンペーン」について、県内観光需要をさらに喚起するため、事業費を増額する。

1人あたり割引率は20％、割引の上限額は交通付旅行商品が5000円、それ以外の日帰り旅行も含めたものが3000円だよ。1人5000円以上の宿泊をした人には、1人あたり2000円分のクーポンを上乗せし、付与される地域クーポンは▽平日4000円分 ▽休日3000円分となるよ。

千葉とく旅キャンペーンの目的や利用法についてまとめた記事は、こちら

この2月補正予算案は、2月8日から始まる県議会で議論されます。