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千葉地検に長谷川保検事正が着任「真相解明で使命果たす」

  • 2023年01月13日
長谷川保検事正

千葉地方検察庁の新しい検事正に、1月10日付けで長谷川保検事正が着任し、「事件の真相をひとつひとつ解明し、検察の使命を果たしていきたい」と述べました。

長谷川検事正
「今回で千葉に来るのは2回目です。平成22年に千葉に来て、千葉の事件の多さや難しさを感じ、このたび就任して改めて重責を感じます。ひとつひとつの事件を警察など関係機関と連携して事案の真相を解明し、検察の使命をしっかりと果たしていきたい。また、力を入れているのが刑事政策です。具体的には被害者支援なども力を入れていきたい」

長谷川検事正プロフィール
出身地:埼玉県
平成3年に東京地方検察庁検事となり、鹿児島や名古屋地方検察庁などを経て平成22年に千葉地方検察庁刑事部副部長。その後、横浜地方検察庁の刑事部長や大阪地方検察庁の公安部長などを経て、平成30年に旭川地方検察庁検事正に就任。令和元年に東京地方検察庁立川支部長、令和3年に水戸地方検察庁の検事正となり、令和5年1月に千葉地方検察庁の検事正として着任。

力を入れたいことを具体的に

長谷川検事正

裁判員裁判をよりわかりやすくしていきたいと考えています。また、刑事政策を強化していきたい。そういうところを積極的に発信していきたいです。

印象深い事件

長谷川検事正

検察人生を振り返って検事5年目の平成7年のころに、オウム真理教の一連の捜査をしました。まさに国民の生命財産を守る事案であって、検事として使命感を感じられた事件でした。それと前回、千葉にいたときにリンゼイさんの殺害事件(※)がありました。被害者の両親がイギリスから日本に来て、裁判に出てもらい、寄り添って公判を進めてねぎらいの言葉をもらったことを記憶しています。

(※)平成19年に市川市でイギリス人の語学学校講師、リンゼイ・アン・ホーカーさんが殺害された事件。逮捕された男は平成24年、2審の東京高等裁判所で無期懲役の判決を言い渡された。

千葉の印象

長谷川検事正

首都圏であり東京に隣接して都会だが、自然も豊か。ゴルフなどレジャースポーツなどの魅力があります。また埼玉県出身なので、海がありません。子供の頃はよく親に千葉の海に連れて行ってもらった思い出のある地域です。

千葉地方検察庁が入る千葉第2地方合同庁舎

捜査信条や捜査で大切にしていること

長谷川検事正

捜査において、取り調べが大切だと思っています。取り調べはまさに人格と人格がぶつかる場所。相手に感銘を与えて、必要な情報を引き出す。そのためにも、常に人格を磨かないといけない。これが大切にしていることです。

千葉県の犯罪傾向について

長谷川検事正

前回いたときもそうでしたが、やはり成田空港の密輸事案が多いです。最近も増え始めています。それから虐待事案も多くなっています。もともと千葉は事件の発生件数が多く、それだけ凶悪事件も多いので、しっかり対処していきたい。

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