任期満了に伴う千葉県八街市の市長選挙が13日告示され、現職と新人のあわせて2人が立候補しました。開票の結果、現職の北村新司氏が4回目の当選を果たしました。12年ぶりの市長選挙の投票率は27.18%で、過去最低となりました。
八街市の市長選挙は20日、投票が行われ、現職の北村新司氏が4回目の当選を果たしました。
開票結果です。
▽北村新司 無所属・現 当選 1万410票。
▽桜田秀雄 無所属・新 4734票。
12年ぶりとなった八街市長選挙は、自民党と公明党が推薦し、立憲民主党が支持する現職の北村氏が4回目の当選を果たしました。
北村氏は74歳。八街市議会議員を3期務め、12年前の市長選挙で初当選しました。
北村氏は、「新型コロナの第8波に備えて国や県との連携を強化し、安全な通学路や学校のトイレの洋式化など、次の時代を担う子どもたちを取り巻く環境の整備にも努めたい」と話しています。
投票率は27.18%で、過去最低となりました。
八街市長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、
4期目を目指す現職で自民党と公明党が推薦し、立憲民主党が支持する北村新司 氏(74)
新人で元八街市議会議員の桜田秀雄 氏(76)
の2人です。
北村さんは1999年(平成11年)から八街市議会議員を務め、3期目の途中、2010年(平成22年)の市長選挙に出馬して初当選し、今回、4期目を目指して立候補しました。
新型コロナウイルスの第8波に備えて、国や県との連携を強化して対策を進めると話し、安全な通学路や学校のトイレの洋式化など、次の時代を担う子どもたちを取り巻く環境の整備にも努めたいとしています。
桜田さんは鉄道会社の社員を経て、2007年(平成19年)から八街市議会議員を務め、4期目の途中で、今回の市長選挙に立候補しました。
選挙は民主主義にとって大事で、3回連続の無投票は避けたいという思いから立候補したと話し、JR八街駅前の市有地に郷土資料館と物産館を併設し、多彩なイベントを開催して市を活性化させたいとしています。
市のホームページによると、ことし3月末日現在の人口は67,461人となっているよ。
このデータだと一番人口が多いのは60代で、次いで50代と70代が同じくらい、そして40代が続くね。
自治体の自主財源の余力を示す指標に、「財政力指数」があります。数字が高いほど、その自治体の自主財源の割合が高く、財政状況に余裕があることを示します。
総務省のHPによると、八街市の財政力指数は「0.67(令和2年度)」。千葉県の市町村平均は0.73なので、平均より低く、54市町村のうち、高い方から数えて28番目です。
八街市長選挙、前回(2018)と前々回(2014)は無投票だったけど、1998年から4回の選挙は投票率が40%を下回っているね。特に2002年は過去最低の29.88%だったよ。
市長選挙は無投票が続いてきて、選挙戦になるのは2010年(H22)以来、12年ぶりです。
選挙戦では新型コロナ対策や、去年、下校中の児童5人がトラックにはねられて死傷した事故を受けた通学路などの安全対策、八街駅周辺の活性化策などについて論戦が交わされています。
八街市長選挙は今月20日に投票が行われ、即日開票されます。