任期満了に伴う千葉県君津市の市長選挙が16日告示され、現職と新人の合わせて2人が立候補しています。投開票は23日です。
君津市長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、
現職で2期目を目指す石井宏子氏(57)
新人で自民党が推薦する君津商工会議所副会頭の鈴木荘一氏(49)
の2人です。
石井さんは君津市議会議員や千葉県議会議員を経て、前回、4年前の市長選挙で初当選し、今回、2期目を目指して立候補しました。
「誰一人取り残さない」を心がけ、市職員とともに災害に強いまちづくりやコロナ対策に取り組んできたと話し、2030年までのビジョンを描いた市の総合計画の将来都市像「ひとが輝き 幸せつなぐきみつ」の実現を目指して、市政を力強く前に進めていきたいとしています。
鈴木さんは会社員や造園会社の役員を経て、今回の市長選挙に初めて立候補しました。祖父と父も君津市の市長を務めていました。
阪神大震災の時のボランティア活動の経験が政治を志した原点で、アフターコロナを見据えて地域経済や市民活動を活性化して地域の活力を取り戻したいと話し、培った経験と人脈を生かして「一途一心」を座右の銘に、君津市の未来をつくっていきたいとしています。
市のホームページによると、ことし9月30日現在の人口は81,447人となっているよ。
このデータによると、70代が最も多く、次いで60代、40代、50代となっているね。
市のお金がどのように使われているのか、今年度の当初予算でみていこう。
君津市が発表した今年度の当初予算の資料によると、君津市の歳入は自主財源=地方公共団体が自主的に収入できるお金 が59.5%、依存財源=国や県の決定により交付される収入 が40.5%だよ。自主財源が多いほど市の自由度が高くなり、依存財源が多いほど、外部からのお金に頼るということなので、市の自由度は低くなるということを意味するよ。
今年度当初予算の歳出内訳がこのグラフだよ。これをみると、福祉のためにかかるお金や、ごみ処理などのためにかかるお金で半分くらいを占めているんだね。
君津市は人口8万1000人余り。
選挙戦では、物価高騰への対策や子育て支援策、JR君津駅や館山自動車道の君津インターチェンジ周辺の整備事業などをめぐって論戦が交わされています。
君津市長選挙は今月23日に投票が行われ、即日開票されます。