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水際対策大幅緩和 成田空港に旅行客戻る アウトレットモールも

  • 2022年10月12日

新型コロナウイルスの水際対策が11日から大幅に緩和されました。
入国者数の上限が撤廃され、個人の外国人旅行客の入国も解禁されるなど、制限は、ほぼコロナ禍前の状態に戻り、成田空港では海外から到着した人から歓迎する声が聞かれました。

(千葉放送局成田支局 佐々木風人/櫻井慎太郎)

成田空港では

佐々木風人記者「成田空港では11日から、制限はほぼコロナ禍前の状態に戻り、海外から到着した人たちが、検査を受けずに入国審査に向かっています」

政府は11日から、一日あたり5万人としていた入国者数の上限を撤廃するとともに、ツアー以外の個人の外国人旅行客もおよそ2年半ぶりに入国を解禁し、アメリカ、韓国、イギリスなど68の国や地域から観光などで訪れる短期滞在者のビザを免除する措置が再開されました。

また、すべての入国者に対し、発熱など感染が疑われる症状がなければ入国時の検査は行わず、入国後の自宅などでの待機も求めないことになり、入国制限はほぼコロナ禍前の状態に戻りました。
ただ、3回のワクチン接種を済ませたことの証明書か、滞在先の出発前72時間以内に受けた検査の陰性証明の提示を求める措置は今後も継続されます。

成田空港では11日、海外から到着した人たちがワクチン接種の証明書や陰性証明書を提示し、入国審査に向かっていました。

マレーシアからきた男性

「ビザを取ろうと思っても2か月はかかるので、個人の外国人旅行客の入国が解禁されたのは素晴らしいことです。都内を回ったり東京ディズニーランドに行ったりするのが楽しみです」

アメリカ人女性

「個人で観光で入国できなかった期間はとても長く感じる。渋谷のスクランブル交差点に行って寿司やラーメンを食べたいです」

アウトレットでは期待も

櫻井慎太郎記者「成田空港から車でおよそ15分のアウトレットモールです。利用者の数は回復してきていますが、海外からの観光客は激減していて、水際対策の緩和に期待が高まっています」

成田空港に近い酒々井町にあるアウトレットモールは、2019年度には年間およそ10万人にのぼる海外からの観光客が訪れ、およそ150店舗が免税に対応していました。

こうした免税対応の店舗は、その後の新型コロナの感染拡大などの影響で、一時、100店舗ほどまで減少しましたが、今回の水際対策の大幅な緩和に合わせ、アウトレットモールの運営会社が再開を呼びかけたことから増加に転じました。
免税対応の店舗は11日時点で120店舗ほどまで増えたということです。

スーツケース販売店の店長

「国内の利用客が中心で、売り上げは週末や長期休暇に集中していました。これからは平日も海外からの観光客などでにぎわうことを期待しています」

アウトレットモール 鈴木康平副支配人

「インバウンド消費が増えることを期待していますがすぐに回復するわけではないと思うので、1年後か2年後にコロナ禍の前の水準に戻ればよいと思っています」

取材後記

私が成田支局に着任した去年11月の1日の入国者数の上限は、3500人。コロナ禍前には1日14万人の入国者がいたことを考えると、まさに「鎖国」と言わざるを得ない人数でした。
「やっと日本に来ることができた」。今月11日、制限がほぼコロナ禍前に戻った成田空港に笑顔で到着する外国人観光客の声を取材していると、今後の人々の行き来の増加への期待が膨らみ、私も明るい気持ちになりました。
一方、成田空港では、長引くコロナ禍の影響でテナントのおよそ2割が撤退するなど、受け入れ体制の立て直しには課題が残っています。引き続き、取材を続けていきます。(佐々木風人)

水際対策の大幅な緩和に対して、アウトレットモールの関係者が期待を示しながらも冷静に受け止めていたことが印象に残りました。店舗の担当者からは「コロナ禍を生き残るには一喜一憂しないことが大切だ」という話も聞き、感染拡大を繰り返す中で営業を続けてきた大変さが伝わってきました。これから海外の観光客が本当に戻ってくるのか、新たな課題は出てきていないか、冷静に取材を続けていきたいと思います。(櫻井慎太郎)

  •  佐々木風人

    千葉放送局成田支局

     佐々木風人

    新聞社を経て、2018年入局。去年11月から成田支局。コロナ禍前のような賑やかな成田を早く見たいです。

  • 櫻井慎太郎

    千葉放送局成田支局

    櫻井慎太郎

    2015年入局。ことし8月から成田支局。現場の声を伝えられるように頑張ります。

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