千葉県内54市町村の旬の情報をお送りしている「花ラジちば・発見!わがまち」。7月15日は八千代市の情報をお届けしました。
八千代市で新たに誕生した「御城印」の話題をお伝えしました。八千代市観光協会の高田悦子(たかだ・えつこ)さんにゲストMCの橋本良亮さん(ABC-Z)と伺いました。
橋本さん、「御城印」ってご存知ですか?
御朱印しか知らないです、御朱印帳は8冊持ってるんですけどね!
「御城印」は初めて聞きました。どんなものですか?
あまり聞きなれない方も多いと思いますが、見た目は御朱印に似ています。御朱印はお寺や神社をお参りしたときに授けられる印ですが、一方で、御城印は登城の記念のようなものです。ゆかりのある城主の家紋や、花押という署名の代わりに書くサインのようなものが押されています。
2つのお城の御城印の画像があります。
橋本さんどうですか?
サイズは御朱印と同じくらいですが、絵の迫力が凄いですね
この米本城と吉橋城はどんなお城ですか?
米本城は、八千代市のシンボルでもある新川の東岸に築かれました。室町時代から戦国時代にかけて有力土豪だった村上氏の居城だったとされています。御城印には、千葉一族の家紋「月星」と「九曜」をデザインしています。そして、右下に描かれているのはゆかりのある神様です。
天狗の下に狐?がいますね、とても独特でカラフルですね!
では、吉橋城は?
吉橋城は印旛沼水系である桑納川(かんのうがわ)の南にある台地の先端に築かれました。こちらも御城印には、千葉一族の家紋「月星」と「九曜」をデザイン。吉橋城にはいくつかの落城伝説があってそのひとつとして、お城が落城した際に多くの血が流れ、戦死者を弔うために祀られたという「血流地蔵」の伝説があります。そこでお地蔵様の姿が描かれているんです。
現在、県内には90以上の御城印があるということですが、八千代市では、どうして作ろうと思ったんですか?
県内の御城印発行の企画などを行っている千葉城郭保存活用会から話をいただいて作ることになりました。八千代市は印旛沼に抜ける水運の要の場所で、中世期にはお城が多く築かれました。
そうしたことから、市内にかつて存在した米本城と吉橋城の御城印を作りました。今年5月末から販売していますが、御城印をきっかけに、これからもっと多くの方々に「八千代市にお城があったこと」を知ってもらい、歴史を感じていただきたいです。
いま、2つのお城はどうなっているんですか?
お城はなくなってしまっていて、現在は石碑が残されています。
御城印を集めたい方は、八千代市観光協会や酒々井町にある「まるごとしすい」までお越しいただくか、オンラインで観光協会のHPなどからも購入いただけます。
御城印にもハマったら巡っちゃうかもしれないですね~
八千代市で5月に新たに誕生した「御城印」の話題でした。
詳しくは、八千代市観光協会のホームページをご覧ください。
今回の放送は、7月15日放送の「花ラジちば・発見!わがまち」のコーナーで詳しくお伝えしました。千葉放送局の『花ラジちば』ホームページ「コーナー聴き逃し」や、インターネットラジオ「らじる★らじる」の聴き逃し配信で、ぜひお聴き下さい。