アナウンサーの喜多賢治です。私は来月から、中国地方の松江放送局に行くことになりました。
きょうが「花ラジちば」出演の最終日。千葉での2年間を振り返りながら、込み上げてくるものがありました。
千葉を代表する風景の1つが、九十九里浜ですよね。私も初めて浜辺に立った時の感激を、はっきり覚えています。
中継でうかがった白子町で味わった「ヒラツメガニ汁」!絶品でした~。ああ、思い出すとお腹が鳴りそうです・・・。
千葉での日々を振り返る上で印象深いのは、地域の歴史に触れる機会を持てたことです。
水運で栄えた歴史を今に伝える、香取市佐原地区。「おはよう日本」の旅企画などで、伝統を大切にしながら暮らす人たちに出会いました。
歴史といえば忘れてはいけないのが、千葉市にある国内最大級の縄文時代の貝塚「加曽利貝塚」です。
取材を通じて、現代のSDGsにつも通じる、自然との共生の知恵を学びました。
東日本大震災の復興を見つめる番組のキャスターを務めていたこともあり、津波被害を受けた旭市を継続取材しました。「未来の世代に辛い思いをしてほしくない」と語った女性。これからも、発信し続けねばならないという思いを新たにしています。
また、台風やコロナ禍などの困難な状況の中でも、地域で支えあい奮闘する人たちの姿に接して、「千葉の底力」を強く感じた2年間でした。
私にとって、この2年間の一番の宝物は、何よりも出会った「千葉の人たち」です。
島根に行っても、地域の皆さんと一緒に悩み、笑うアナウンサーでありたいと思っています。
そして、これからさらにパワーアップする千葉放送局の放送・発信にどうぞご期待ください!
皆さん、本当にありがとうございました!!