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A. 備えておけば安心

 

 

1. 頼りになるラジオ

災害のとき頼りになるのがラジオです。地震で停電になると家庭のテレビから情報は得られないことがありますが、電池式のラジオならいつでもどこでも情報を得ることができます。東日本大震災の被災地でも、生活に欠かせない情報をラジオから得ていたという話が聞かれました。電波が届きにくい場所でも、インターネット環境があればスマートフォンでラジオを聴くことができます。インターネットでは、最新のニュースや自治体の情報を入手できるほか、ツイッターなどのSNSも情報の取得や共有に活用することができます。

 

2. 飲み水の備え

大地震が起きると断水のおそれがあります。日頃から家に飲み水を備えておきましょう。人が生きていくためには1人1日およそ3リットルの水が必要とされています。 
給水車などで水が供給されるようになるまでに何日かかるかは、災害の規模や地理的な条件によって変わってきます。一般的に、少なくとも3日分以上の水を用意しておく必要があると言われています。4人家族の場合、3日分で2リットルのペットボトル18本分の水になります。販のペットボトルを買い置きして冷暗所に保管するのも1つの方法です。賞味期限があるので期限が近づいたものから使って買い足していくとよいでしょう。

 

3. 水のくみ置き

飲み水だけでなく、トイレや洗い物に使うための水を風呂などにくみ置きしておきましょう。災害時に、飲み水は給水車で手に入ったものの、生活に使う水は手に入れるのが大変だったという被災者の声を聞きます。
風呂桶にまとまった量の水をくみ置きしておくと、断水になっても慌てずに済みます。残り湯でもトイレに利用できます。ただし、風呂桶にはふたをして、小さな子どもが水に落ちないよう注意してください。

 

4. 非常持ち出し品

日頃から非常持ち出し品を準備してリュックサックやかばんに詰めておきましょう。
避難のときに支障のない重さは成人男性で15キロ、女性では10キロほどです。中に入れておくのは、乾パンや缶詰などの非常食、目安は少なくとも家族3日分。飲み水は1日1人3リットルです。
大事な情報源のラジオ、懐中電灯、予備の電池も必要です。それに衣類、毛布。傷薬や常備薬。手袋・ティッシュ。家庭によっては、おむつやミルク、離乳食。眼鏡やコンタクトレンズの保存液。貴重品もいざというときに持ち出せるよう日頃から整理しておきましょう。

 

 

5. 実際に役立ったもの

阪神・淡路大震災の時に「コープ神戸」が被災者にアンケートを行い、実際に役立ったもの20を挙げています。  上位から (1)懐中電灯、(2)食料品、(3)ラップ、(4)ビニール袋、(5)小型ラジオ、(6)トイレットペーパー、(7)乾電池、(8)ウェットティッシュ、(9)作業用手袋、(10)小銭、さらに、(11)使い捨てカイロ、(12)カセットコンロ、(13)下着、(14)薬、(15)紙コップ、(16)飲料水、(17)アルミ箔、(18)紙皿、(19)生理用品、(20)帽子、の順でした。こうした身近なものを普段から買い置きしておけば、いざというときに役立ちます。

 

6. 日用品を生かす

例えばラップは、皿を包んでその上に食事を盛り付ければ、皿を水で洗わなくて済みます。紙皿でも、くり返し使うことができます。ゴミ袋用の大きなポリ袋は、水をくみに行くときにバケツの中に敷きます。口をしばれば、運ぶときにごみも入らず、水がこぼれることもありません。また粘着テープは、散乱したガラスの破片をくっつけて取るのに役立ちます。

 

7. 役立つ公衆電話

大きな地震が起きると、大勢の人が一斉に電話を利用して、加入電話や携帯電話の回線がパンクしたり通話が制限されたりして、つながらないことが予想されます。このとき有効なのが公衆電話です。公衆電話は災害のときに優先的につながるようになっています。
家の電話や携帯電話がつながらないときは、公衆電話を利用してみて下さい。大きな災害が発生して停電になったとき、NTTの判断で硬貨やカードがなくても無料で公衆電話がかけられるようになります。また避難所などに無料の特設公衆電話が設置される場合もあります。災害用伝言ダイヤルなどで、安否を知らせることができます。

 

8. ヘルメットとずきん

地震の際、家具が倒れたり、棚の物や照明器具が落ちてくる危険があります。家の外では屋根瓦や割れた窓ガラス、看板も危険です。大きな地震のあとは余震にも備え、ヘルメットや防災ずきんをかぶりましょう。ヘルメットはオートバイ用や作業用のものが使えます。 
東海地震に備える静岡の小学校では、肩まで覆う防災ずきんが普及しています。薄手の座布団を2つ折りにして、防災ずきんを作ることもできます。家族の人数分用意して、玄関の近くなどわかりやすい場所に置いておくとよいでしょう。