ひるまえほっと

  • 2024年6月14日

「うたコン」司会 谷原章介さんの“いちオシ”の街とは

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ハッシュタグ “わたしのいちオシ”
身近な街の魅力を再発見できるような風景など、皆さんからの写真やエピソードを募集しています。
今回は、現在 音楽番組「うたコン」の司会を務めている俳優の谷原章介さんにいちオシの場所をたっぷりとお伺いしました。インタビュー全文をご紹介します。

(ひるまえほっと/ディレクター 竹澤知位子)

谷原さんのいちオシの街は「渋谷」です。

子どものころから慣れ親しんだ街「渋谷」

東京渋谷。
流行やファッション、新しい文化が集まる街。
横浜出身の谷原さん。幼いころから渋谷にあったプラネタリウムに連れてきてもらったり、学生のころも、横浜のほうではなく渋谷に遊びにきていました。
当時からファッションが好きだった谷原さんは、流行りの服に身をつつみ街を歩いていたそうです。

Q渋谷に惹かれた理由は?

谷原さん
「スピード感みたいなもの、もしくはその刺激みたいなところで言うと、渋谷の方がどうしても早かったし、たくさん刺激があったしいろんな人が集まってたしそういった意味で面白かったですね」

俳優としての原点がここにある

谷原さんが芸能界に入ったのは、20歳。
メンズファッション誌の専属モデルとして活躍します。
思い出の場所としてあげてくれた場所が、こちら。
17年前まで使われていた「渋谷ビデオスタジオ」。
昭和から平成にかけてのトレンディードラマも多く生まれた、テレビ収録用スタジオです。
この建物のなかに当時俳優の養成所がありました。

「モデルやってた時からなんか役者をやってみたいという思いがあって門をたたいたのが、アクターズスタジオです」

ここで芝居の世界の扉を開いた谷原さん。
養成所にはいって半年後には、映画デビューが決定。
順調なスタートと思いきや…自分が思い描いたイメージ通りには進まず、思い悩んだこともあったといいます。

「デビュー映画の『花より団子』なんてロボットみたいな動きしてますから、自分で見て本当に恥ずかしい。なんとか消したい気持ちになります。僕はモデルも一流にはなれなかったな二流だったなっていう思いがあり、その後俳優をやってもデビュー2年目3年目のときは、1年間ぐらい全く仕事がない時期がありました」

まるで地元「渋谷のんべい横丁」

仕事があまりなかった当時、通っていたのが、『渋谷のんべい横丁』だといいます。
渋谷駅近くの線路沿いに、個性豊かな居酒屋が所狭しと軒をつらねた、昭和レトロな場所です。

「まるで地元のような感じでしたね。あのころののんべい横丁は。ライターさんだったり、建築家、カメラマンだったりとかいろんな職種の方がいました。とにかくうんちくがすごい。そういった方々と出会って、さまざまな知識を教えてもらいました。30歳手前くらいまで本当に4年間くらいずっと週4~5日くらいは通ったんじゃないかな。刺激をもらいました」

仕事に対する考えかたも変化していきました。

「仕事選べる立場じゃないから、どんな仕事でも来たらやろうっていうのが、原点にあります。“映画しかやりたくなかった”みたいな、ちょっと生意気なことを言ってたのが、ドラマの仕事いただくようになってドラマやらせていただいたりとか。バラエティにお声かけていただいたりとか。司会業、ナビゲーターみたいなことをやったりとか。ナレーションやったりとか」

「声かけていただいたら何でもやると思ったのは、それが1つの原点かもしれないですね。声かけてもらうだけありがたい。谷原にこれやらせてみたら面白いんじゃないか、もしくはこれできるんじゃない?と思っていただけたっていうことは、とても嬉しいことだなと思って」

「遊ぶ場所」から「仕事する場所」へ変化

さまざまなことに挑戦してきた谷原さん。
ここ渋谷にあるNHKホールでの音楽番組の司会も、今年で9年目となります。

「そう、初めてだったんですよ。“音楽”で、しかも“生放送”は。いや僕できるかなって最初は不安ではありました」

“うたコン”の魅力も聞きました。

「総勢30人前後ぐらいの人たちが一夜限りのオーケストラを毎週毎週くんでいるわけですよ。あれだけの最高のバンドをバックに、あれだけ最高の歌が揃って、すごく贅沢だし、生歌のすばらしさ!年に1回の文化祭とか体育祭みたいなことを毎週やらせていただいてるそんな感覚です」

多彩なジャンルを扱う音楽番組の司会。
秒単位の時間管理を行うなかでの生放送は、戸惑うことばかりだったといいます。

「“うたコン”のエンディングってだいたい15秒なんですよ。短い時って10秒くらい。歌は、基本タイム尺決まってるじゃないですか。縮めようがないんですよ。それだけ余白がない。本当に数秒のズレの中で管理をしている難しさみたいなのが、すごくありますね。かなり毎週シビアなことやってます」

「うたコン」の司会をやるようになって、やりがいを実感できる大切な瞬間があるといいます。

「コロナ禍の時は観客の方がまずいなかった。その後は一席おきになって少なかった。マスク着用だった。そして声出し禁止だった。最近それが徐々に解けてきて、皆さんの掛け声が聞こえるようになってきたんです。そういう声が聞けて、皆さんが楽しんでいただけてるのを感じるのは、すごくうれしいことです。映画とかドラマだと、観客の方は映画館に見に行っても、僕たちがそこにいるわけではないので、どういうリアクションかってわからないじゃないですか。でもNHKホールで3000人のお客さんが喜んでくれたかどうか、今この歌で感動しているんだということは、その場で伝わる。それをMCとして、つかさどらせていただいているということは、すごく幸せなことだなと思っています」

遊ぶ場所から仕事をする場所へと変化してきた街。
あらためて、谷原さんにとっての「渋谷」とはー?

「半世紀僕が生きてきた街でもあると思うんです。昔みたいに本当に10時間も20時間もずっとそこの場所にいてたむろっているというか、仲間と一緒にワイワイやってたという感じではなくなりました。でも、だんだんと自分の生き方が変わってくると同時に、渋谷に対する距離感とか、渋谷での生き方って変わってきたんですよね。これから僕が、60になって70になって渋谷という街が“僕にとってどうなっていくのかー”それはすごく楽しみです。これからも一緒に生きていく街だなと思います」

谷原さん司会の「うたコン」はこちらから。
演歌・歌謡曲からポップス、ミュージカル音楽まで、多彩なジャンルの音楽を、幅広い世代の皆さまにお届けしています。どうぞこちらも、お楽しみに。
放送時間は、毎週火曜日 午後7時57分からです。

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