【動画】鉄道あの頃 #5 鉄道いろいろ!

  • 2022年10月13日

「鉄道」といっても、線路の上を走るものだけではありません。

NHK蔵出し映像(60秒)

トロリーバス

映像でご紹介しているのは、東京と横浜のトロリーバスです。見た目は普通のバスですが、ポイントは空中。架線から取った電気が動力源です。東京の正式名称は「東京都無軌条電車」で、現場では「トロバス」と呼ばれていました。線路を敷く必要がないため、建設費や運営の効率化が図られるのではないかという期待もあったようですが、「大型バス」の普及などから昭和40年代には廃止されました。現在日本では、立山黒部アルペンルートの富山県の立山トンネルで走っています。

モノレール

上野動物園のモノレールは「東京都懸垂電車上野懸垂線」という正式名称があります。東園と西園を結んでいましたが、老朽化で2019年から運行を休止しています。小田急が運営していた向ヶ丘遊園モノレールも、小田急電鉄の向ヶ丘遊園駅から遊園地の利用者や地元の人の交通手段でしたが、老朽化で2000年に運休。そのまま廃止されました。「東京モノレール」「湘南モノレール」は今も現役です。

西武山口線「おとぎ電車」

かつて遊園地前駅とユネスコ村駅を結んでいました。かわいらしいですが、遊具ではなく「西武山口線」。蓄電池機関車だけでなく、SLも走っていました。訪れた人には、SLも含め「おとぎ電車」という名前で親しまれていたようです。今は、新交通システムが多摩湖駅と西武球場前駅を結んでいます。

山万ユーカリが丘線

千葉県佐倉市で50年ほど前から開発が始まったニュータウン「ユーカリが丘」の中を走る鉄道で、1982(昭和57)年に開業しました。「新交通システム」として運営されています。運行の主体は鉄道会社ではなく、ニュータウンの開発主体である不動産会社です。6つの駅が設けられ、14分で1周します。今も住民の生活に欠かせない鉄道として、現役で走っています。

鉄道あの頃 ほかも見る

動画シリーズ「鉄道あの頃 懐かしのあの映像」

ページトップに戻る