横浜市 高齢者の買い物を地域でサポートする取り組み開始

体力の衰えなどで1人で買い物をするのが難しい高齢者が買い物を楽しめるようサポートする取り組みが横浜市で始まりました。

この取り組みは横浜市栄区の桂台地区にある市の地域ケアプラザなどが主催して初回の17日は協力の呼びかけに応じた地元のスーパーを会場に行われました。
地区で暮らす80代と90代の4人が参加し、自宅に迎えに来たボランティアに付き添われて食品売り場を回り、メモを手に商品棚の位置を尋ねるなどして買い物を楽しんでいました。
店舗には「スローレジ」と呼ばれる落ち着いて会計ができるレジが設けられていて、参加した人たちはクレジットカードの差し込み口を教えてもらいながら会計を済ませていました。
市によりますと、高齢者のなかには体力の衰えなどで1人で買い物するのが難しくなり別居する家族が代わりに買い物を担ったり、自宅に商品が届くサービスを利用したりするケースも多いということです。
参加した90代の女性は「皆さんと一緒に回るので安心して買い物をできました。買った食材で何をつくるか帰ってから考えます」と話していました。
取り組みは月に一度のペースで行われ、市は今後ほかの地域にも広げたいとしています。