台湾東部の地震 台湾との交流進める笠間市役所に募金箱 茨城

台湾の東部沖で起きた地震を受け、台北市に事務所を設けて観光客の誘致や交流を進めている茨城県笠間市は、市役所に募金箱を設けました。

笠間市では、4日から市役所と支所のあわせて3か所に募金箱を設けました。
このうち市役所では1階のロビーの入り口付近に募金箱が設置され、訪れた人がお金を入れていました。
笠間市は6年前に、台北市に「笠間台湾交流事務所」を開設し、観光客を市内に誘致しているほか、笠間市の中学生を台湾に派遣したり台湾の特産のバナナを学校給食で提供したりするなど交流を行っています。
市によりますと、台北市の事務所には市から派遣した職員2人と現地スタッフ2人の合わせて4人が勤務していますが全員無事だったということです。
笠間市の甘利浩行秘書課長は、「笠間市は、これまで台湾とさまざまな交流をしてきました。募金により少しでも今後の復旧などの役に立てればと思います」と話していました。
市は、募金箱を当分、設置し集まったお金は台湾の窓口機関などを通じて現地に届けたいとしています。