柔道で外国人観光客誘致を 可能性探るツアー 茨城

世界中で競技されている柔道をいかして外国人観光客を誘致する「柔道ツーリズム」の可能性を探ろうと、茨城県でフランスの柔道家などを招いたモニターツアーが行われました。

モニターツアーは世界各地で競技されている柔道と武道の神をまつる鹿島神宮など茨城県内の名所を絡めることで外国人観光客を誘致する「柔道ツーリズム」の可能性を探ろうと、茨城県などが行いました。
ツアーにはフランスから柔道家や柔道雑誌の編集者など5人が参加し、13日は柔道で使う畳について知ってもらおうと、水戸市の畳店を訪問しました。
参加者は畳が「い草」で作られることを学んだり、ホチキスのような器具を使って「畳べり」をつけて行く作業を体験したりしていました。
また、作業場では、家庭用の畳を完成させる様子を見学し写真を撮るなどして、興味深そうに眺めていました。
柔道家のシルヴィア・プラスさんは、「柔道用の畳は知っていましたが、日本の家庭にある畳を学ぶのは初めてだったのでとても良い経験でした」と話していました。
茨城県国際観光課の幡谷佐智子課長は、「茨城には柔道にまつわる場所が多いので柔道の競技人口が多いフランスをターゲットにプロモーションしたい」と話していました。