成田空港 国内線利用者 10日で1億人に 1978年開港

成田空港の国内線の利用者が、開港以来、10日で1億人に達しました。

日本の空の玄関口として1978年に開港した成田空港は、国際線だけでなく、その乗り継ぎ目的として当初から日本航空が札幌と大阪、福岡との間にそれぞれ一日1便の国内線の運航を始めました。
成田空港会社によりますとその後、全日空も運航を始めるなど路線が増え、国内線の年間利用者数は1993年に100万人、2012年に300万人をそれぞれ超え、コロナ前のピークだった2019年には760万人余りに達しました。
特に2012年以降はLCC=格安航空会社の就航が相次ぎ、手ごろな価格で航空便を利用できるようになり、利用者にとって身近な移動手段になったことが増加の要因となったということです。
また、2015年にはLCC専用の第3ターミナルが整備されるなど増加する利用者を受け入れる体制も強化されました。
今では国内旅行や出張の移動手段として成田空港の国内線が定着し、会社側によりますと10日、利用者が1億人に達しました。
成田空港会社は「改めてたくさんの利用者に感謝したい。引き続き、日本の方だけではなく、国内を旅行する外国人の方の移動手段としてもより身近な存在になれるように努めていく」としています。