広告宣伝車 都外ナンバーも来年5月にも規制拡大へ 東京都

繁華街などを走る広告宣伝車について、都の審議会は、都内ナンバーの車両だけでなく、都外ナンバーもデザインを規制するべきだとする答申をまとめ、来年5月にも規制が拡大されることになりました。

トラックの荷台に広告を掲示する宣伝車について、都は、条例などで都内ナンバーの車両のデザインを規制していますが、派手な色や過度な光を伴う都外ナンバーが、都内の繁華街などを走っていて、景観や交通への影響が問題になっているとしています。
こうした中、大学教授や広告業者などでつくる都の審議会は、26日、対策を盛り込んだ答申をまとめました。
それによりますと「都の規制が実態とそぐわない面が表れている。都内を走行する都外ナンバーも規制が適用されるようにするべきだ」としています。
答申を受けて、都は、都外ナンバーも対象となるよう規定を改正し事業者への周知期間を経た上で、来年5月にも規制を拡大することにしています。
一方、パブリックコメントでは、風俗営業関係の広告による若者への悪影響について多くの懸念が寄せられ、都は「広告物に表示される内容にまで立ち入った規制は難しい。ほかの法律などで規制できる場合は、関係機関と連携して対応していきたい」としています。