笠間市の養鶏場で鳥インフル感染の疑い 全国2例目か 茨城

26日、茨城県笠間市の養鶏場で多数のニワトリが死んでいるのが見つかり、簡易検査の結果、鳥インフルエンザウイルスに感染した疑いがあることが分かりました。
詳しい検査で、感染が確認されれば、養鶏場では今シーズン、全国で2例目になると見られます。

茨城県によりますと、26日午前11時ごろ笠間市にある養鶏場から「採卵用のニワトリが多数、死んでいるのが見つかった」と県へ連絡がありました。
県がニワトリ13羽の簡易検査を行ったところ、11羽から鳥インフルエンザの陽性反応が出たということです。
詳しい遺伝子検査の結果は、27日朝に判明する見通しで、鳥インフルエンザの感染が確認された場合、養鶏場では今シーズン、全国で2例目になると見られます。
その場合、県はこの養鶏場で飼育されているおよそ7万羽のニワトリをすべて処分することにしています。

鳥インフルエンザの疑い事例が見つかったことを受けて県は、県内の養鶏場に対して衛生管理や消毒の徹底などを呼びかけることにしています。
県畜産課の棚井幸雄課長は「去年は茨城県でも多くの鳥インフルエンザの発生がありました。農家は今シーズン、非常に緊張感を持って消毒の徹底を行っていたため非常に残念です。日頃からあらゆるところからの感染を防ぐことを徹底してもらいたいです」と話していました。