千葉 市川市 ごみ焼却施設 今週中にも通常の処理能力確保へ

千葉県市川市のごみ焼却施設で焼却炉の一部が1か月以上にわたって停止している問題で、市はおおむね修理が完了し、早ければ今週中にも通常の処理能力を確保できる見通しになったことを明らかにしました。

市川市の唯一のごみ焼却施設、「市川市クリーンセンター」では先月18日、焼却炉3基のうち2基が突然緊急停止し、現在も停止したままとなっています。
市は、点検中だった残りの1基で対応していますが、回収したごみを処理しきれず、近隣の市や民間の処分場に処理を委託しています。
田中甲市長は20日の記者会見で、焼却炉の修理がおおむね完了し、早ければ今週末にも2基のうち1基の運転を再開できる見通しになったことを明らかにしました。
これにより、通常の処理能力を確保でき、外部への処理の委託は取りやめるとしています。
一方で、停止した原因はいまも分かっておらず、市は有識者による調査を進め、来年2月までに調査結果を公表するとしています。
田中市長は「市民に大変心配をかけた。老朽化が進む施設の建て替えの計画を進めているので、原因の調査とともに適切に対応していきたい」と述べました。