病院に安らぎを ホスピタルアートのワークショップ 東京

病院に芸術作品を展示して患者などに楽しんでもらう「ホスピタルアート」のワークショップが都内の病院で開かれました。

これは病院にアート作品を展示することで安らぎをもたらそうと、ホスピタルアートの普及に取り組むNPO法人が東京・渋谷区にある日本赤十字社医療センターで開きました。
参加した都内の親子連れなどがさまざまな色や模様のマスキングテープを細かくちぎって台紙に貼り付け、16センチほどの大きさのハートの形に仕上げていきました。
そして、外来患者の利用が多い、ガラス張りのエレベーターの側面に自分の作品を飾りつけ写真を撮るなどしていました。
このほか待合室や正面玄関のガラス窓にも小さなハートを集めて作った、大きな、カラフルなハートが展示され院内を彩っていました。
参加した9歳の男の子は「テープをペタペタ貼るのが楽しかったです。作品を見た人に明るい気持ちになってほしいです」と話していました。
NPO法人の理事長で医師の永廣信治さんは「長年、医療に携わっていますが治療だけではうまくいかないこともあります。アートを見てもらうことで患者や病院のスタッフが安らいでくれたらうれしいです」と話していました。