都内 新型コロナ 定点把握感染者16.04人 10代が増加

都内 新型コロナ 定点把握感染者16.04人 10代が増加

東京都内の新型コロナの感染者数は、1医療機関あたり16.04人で、前の週と比べて横ばいだったものの、10代の感染者数が増えており、専門家は「学校などでの集団感染の影響が考えられる」として基本的な感染防止対策をとるよう呼びかけています。

都は21日、都内の新型コロナの感染状況について、モニタリング項目を発表しました。
それによりますと、定点把握の対象になっている都内419の医療機関のうち、417か所から報告があり、今月17日までの1週間の感染者数はあわせて6688人で、1医療機関あたり16.04人でした。
これは前の週の16.36人の0.98倍で、横ばいとなりました。
一方、年代別では、10代の感染者数が増えていて、1医療機関あたり5.25人と、前の週の3.44人の1.53倍でした。
また、今月18日時点での入院患者数は2252人で、前の週より101人減りました。
専門家は「10代の感染者数が増加しており、学校などでの集団感染が影響していると考えられる。基本的な感染防止対策をとるとともに、高齢者や基礎疾患がある人は早めのワクチン接種が望ましい」としています。