ビッグモーター 都内の9店舗前で除草剤成分 原状回復の意向

中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗前にある街路樹が各地で枯れている問題で、都内にある9店舗の前から除草剤の成分が検出されたことが都の調査で分かりました。
ビッグモーター側は、過去に除草剤をまいた店舗があることを確認したとして原状回復する意向を示しているということです。

「ビッグモーター」の店舗前にある街路樹をめぐって、東京都は、都道沿いにある14店舗のうち複数の店舗前で樹木が枯れるなどの状況が確認されたことから、今月上旬から土壌調査を行い、16日、結果を公表しました。
それによりますと、14店舗のうち、世田谷区や練馬区、それに多摩市などあわせて9店舗の前の土壌から除草剤の成分が検出されたということです。
ビッグモーター側は、16日午後、本社の役員が都庁を訪れ、9店舗のうち少なくとも5店舗については過去に除草剤をまいたことが確認されたと説明したほか、樹木が伐採されたような跡が見つかった多摩市の店舗前については店側で伐採したことを認めたということです。
また、今後、原状回復する意向も示したということで、都は、会社側と進め方などについて協議するとともに、警察に被害届を提出したいとしています。