東日本・西日本で気温上昇 群馬県桐生市で39.7度

東日本・西日本で気温上昇 群馬県桐生市で39.7度

16日は東日本と西日本を中心に気温が上がり、群馬県桐生市では39.7度とことし最も高くなり、命に関わる危険な暑さとなっています。
こまめな水分補給や冷房の適切な使用のほか、無理な外出は控えるなど熱中症にいっそう警戒して下さい。

気象庁によりますと、高気圧の張り出しが強まり、東日本と西日本を中心に強い日ざしが照りつけ、気温がぐんぐんと上昇しています。
群馬県桐生市では午後2時前に気温が39.7度に達し、ことし全国で最も高くなっています。
このほか、午後2時半までの最高気温は埼玉県鳩山町で39.3度、栃木県佐野市で39.2度、埼玉県所沢市で39度ちょうど、群馬県伊勢崎市と東京・八王子市で38.9度、茨城県古河市で38.8度、さいたま市で38.7度、前橋市で38.6度、山梨県大月市で38.2度などと関東では38度を超える危険な暑さになっています。
また、兵庫県豊岡市で37.7度、福島県広野町で37.3度、鳥取市で36.6度、京都市と愛知県豊田市で36.1度、大分県日田市で36度ちょうど仙台市で35.4度、東京の都心で35.3度、金沢市で35.1度などと広い範囲で猛烈な暑さとなっています。
気象庁と環境省は16日、熱中症の危険性が高まるとして、東京都、埼玉県、千葉県、静岡県、愛知県、富山県、石川県、福井県、兵庫県、和歌山県、島根県、鳥取県、徳島県、香川県、愛媛県、大分県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
関東を中心に命に関わる危険な暑さとなっています。
全国的に気温が高く蒸し暑い日が続いていて、16日も熱中症で搬送される人が相次いでいます。
これまで以上に熱中症に警戒し、我慢せずに冷房を適切に使用するほか、のどが渇いていなくても定期的に水分を補給し、日中は外出をなるべく避けて特別な場合以外は運動を行わないなど、対策を徹底してください。
先日の大雨による被災地でも猛烈な暑さとなる見込みで、片付けや復旧作業をする際はこまめに休憩をとるなど十分な対策を心がけ、周りに体調を崩している人がいないかなど声をかけあうようにしてください。