新型コロナ感染拡大で閉鎖の羽田国際線施設 7月から再開へ

新型コロナの影響で3年前から閉鎖が続いていた羽田空港の第2ターミナルの国際線が発着する施設が、水際対策の大幅な緩和による需要回復に伴い、ことし7月から再開することになりました。

羽田空港では国際線の発着を増やすため、国内線専用だった第2ターミナルが増築され、3年前の2020年3月に国際線用の出発ロビーや到着ロビーなどの施設がオープンしたものの、新型コロナの影響でおよそ2週間後に閉鎖を余儀なくされました。
それ以来、国際線の発着は第3ターミナルに集約されていますが、ターミナルビルの運営会社によりますと、水際対策の緩和が大幅に進んだことで、国際線の発着便数は最近では多い日で一日250便と感染拡大前を上回る水準まで回復しているということです。
このため会社では、施設を使用する全日空などと協議した結果、夏にはさらに需要が増えることが見込まれるとして、ことし7月19日に施設を再開することを決めました。
ただ、手荷物検査を行う保安検査員の人手不足の影響などにより、まずは時間を限って再開されるということで、全日空が一日に出発5便のほか、到着を数便運航することにしていて、徐々に便数を増やしていきたいとしています。