浅草「三社祭」 みこし担いで街中めぐる“渡御”4年ぶり復活

東京の夏の風物詩、浅草の「三社祭」は21日最終日を迎え、新型コロナ前の伝統的な祭の形が4年ぶりに復活しました。

浅草の「三社祭」は、東京・台東区の浅草神社の例大祭で、3日間の日程で行われた祭りは21日が最終日です。
早朝から神社に奉納されている3基の「本社神輿」を担ぎ出す「宮出し」が行われました。
その後、みこしを担いで街中をめぐる「渡御」が行われ、地元の氏子らが大きなかけ声とともに浅草の街を練り歩きました。
「三社祭」は、新型コロナウイルスの影響で規模の縮小が続きましたが、ことしは「渡御」が4年ぶりに行われるなど、ほぼ例年通りの形で行われました。
伝統的な祭りの復活とあって、沿道には多くの人が見物に訪れていました。
59歳の男性は、「久しぶりに街に賑やかさが戻って嬉しいです」と話していました。
担ぎ手を務めた女性は、「新型コロナ前の形に戻り、4年ぶりにみこしを担げて楽しかったです」と話していました。
3基のみこしは21日の1日かけて街中をめぐり、午後8時ごろに神社に戻る予定です。