ジーコさん 「リーダーの姿勢」テーマに講演 茨城 鹿嶋

サッカーの元ブラジル代表で、日本代表の監督も務めたジーコさんが、鹿島アントラーズの本拠地、茨城県鹿嶋市で「リーダーの姿勢」というテーマで講演し、仲間を信頼することの大切さを伝えました。

地元の青年会議所が開いた講演会には若手の経営者などおよそ350人が参加し、サッカーのブラジル代表などで活躍したあと鹿島アントラーズの選手やスタッフなどとして、チームを国内有数の強豪に成長させたジーコさんが、講師に招かれました。
この中でジーコさんは、自身が来日した当初から、日本のチームメイトたちを信頼し尊敬の念を持って接することで、選手たちがプロ意識を学んでいったというエピソードを紹介しました。
その上で、「組織のリーダーは仲間を信頼し、一人ひとりにあわせた指導を我慢強く続けることが重要だ。自分を信じて挑戦を続け、たとえ失敗に終わっても、その原因を分析して、前向きに進んでほしい」と呼びかけていました。
講演を聞いた40代の男性は、「非常に有意義でした。仲間の主体性を信じるという話が心に残りました」と話していました。
講演のあと、ジーコさんは「何かひとつでもヒントを持ち帰って、それぞれの職場などで生かしてもらえれば」と話していました。