猛暑対策 市施設を「熱中症予防シェルター」に 群馬 伊勢崎

16日は関東の各地で大幅に気温が上がりましたが、17日は35度以上の猛暑日になるところもある見込みです。
去年6月に40度を超えた群馬県伊勢崎市では市の施設を「熱中症予防シェルター」として開放し、休憩場所として自由に利用してもらう取り組みを16日から始めました。

16日は関東各地で気温が上がり群馬県伊勢崎市でも最高気温が29度と強い日ざしが照りつけるなか、アイスを食べる人の姿も見られました。
伊勢崎市では去年6月25日、国内で観測史上初めて6月に40度を超える40.1度を観測し、29日にも40度ちょうどに達するなど記録的な暑さとなりました。
熱中症になる人を減らすため、市は去年、一部の市の施設を「熱中症予防シェルター」に指定し暑さを避けるために利用してもらう独自の取り組みを行いましたが、ことしは1か月半ほど前倒して16日から開放を始めました。
対象は公民館や図書館など61の施設でこのうち伊勢崎市西久保町にある「赤堀保健福祉センター」では、「暑い日の一時的な休憩場所としてご利用下さい」といった呼びかけが建物の入り口やソファーの周辺に設置されていました。
赤堀保健福祉センターの堀越恭子所長は「日中、強い日差しを浴びて、不安に感じる時があると思う。体調が悪くなる前に施設を気軽に利用していただきたい」と話していました。