葛飾区 保育所への補助金誤支給問題で返還求める方針

東京・葛飾区による保育所への補助金誤支給問題で、区は当初、適切な使用であれば返還を求めないことを検討していましたが、法律的な問題点などを確認した結果、基準に基づかない支出のため保育所に返還を求める権利を行使せざるを得ないとして返還を求める方針を固め、31日、区議会に説明することにしています。

東京・葛飾区は、パートタイムの保育士などを雇用した私立の認可保育所への補助金を4年間にわたって実際に支払うべき金額よりも多く支給しその総額は5億円あまりにのぼっています。
区は当初、誤支給は区側の事務的なミスによるもので、保育所側から「返還は難しい」といった声が出ていたことなどから人件費などとして適切に使っていたのであれば、返還を求めないことを検討していました。
しかし、法律的な問題点などを確認した結果、基準に基づかない支出のため、区には返還を求める権利があり、その権利を行使せざるを得ないとして、誤支給があった72の保育所に誤支給分の返還を求める方針を固めました。
返還を求める額はおよそ3万円から多いところでは4000万円あまりにのぼる見通しで、区は31日、区議会の委員会で説明するとともに、1日に園長会を開いて理解を求めることにしています。