ほのかに甘く、さわやかな香りが特徴のバジルは、イタリア料理に欠かせないハーブです。
バジルを専門に生産しているのは、袋井市の佐野英敏さんです。
佐野さんが作るバジルは、葉が大きくて柔らかく、香りが良いのが特徴です。
おいしさの理由は「メロン」。佐野さんは3年前までメロン農家、しかも賞を受賞した経験もあるメロン栽培のエキスパートでした。
メロン作りで培った知識と経験を活用したバジル栽培を行っています。
佐野さんは、余分な芽を取り、必要最低限の茎だけを残すように育てています。
こうすることで、栄養がしっかりいきわたった、大きくておいしい葉になります。
これは、メロン栽培の「一茎一果（いっけいいっか）」一つの茎に実を一つだけ育て、栄養を集中させる方法を応用した、元メロン農家佐野さん独自の栽培方法です。

佐野さんは
「メロンもバジルも作っていてどちらも楽しいが、今はバジルが楽しい。
いろいろなこと、新しいことに挑戦できるのがすごく楽しい」
といいます。