「いちじく」
2022年9月29日放送
いちじくは、食物繊維や消化を助ける酵素が豊富で、
昔は薬として扱われていたほど、栄養豊富な果物です。
魅力の1つのプチプチした食感の、プチプチの正体は「花」。
「無花果」と漢字で書くいちじくですが、実の内側に花が咲きます。
ちなみに、花のまわりにある白い部分が果肉。他にはないユニークな特性をもつ果物です。
富士市でいちじくを栽培している望月さんの畑は、おいしく育つための秘訣があります。
畑の間を流れる「富士山の伏流水」です。清らかな水が畑へ流れ、みずみずしさを育みます。
そして、最も大切で大変な作業が、「葉1枚につき実が1個」になるように、葉を取る作業です。
いちじくは、実にしっかりと日を当てることが甘くなるための条件です。
成長が早く、あっという間に葉が生い茂ってしまうため、毎日余分な葉を取らなくてはならないといいます。
「ジャムやドライフルーツもおいしい」
「幅広い年齢層にいちじくを食べてほしい」と、望月さんはジャムやドライフルーツなど、加工にも力を入れています。ジャムは、いちじくの香りを生かすため、砂糖は控えめ。ドライフルーツは、食べやすい柔らかさを追求しています。