「たけのこ」
富士宮市内房(うつぶさ)
旬:3月~4月
赤土で粘土質の土壌のため、アクが少なくてやわらかいたけのこが育ちます。
甘さの理由は、栽培方法です。
おいしいたけのこのために大切なのが、竹やぶの管理です。
竹は、寿命が5年ほどと短く、
「3年目と5年目にたけのこを生む」といわれています。
たけのこ農家の望月さんは、
何年目の竹かわかるように1本1本「しるし」をつけています。
5年目の竹は、夏ごろ切る作業をします。
切る竹は年間1000本以上、とても大変な作業です。
「多くのたけのこを出してくれた竹には愛着が湧いてくる」
と、
望月さんはいいます。
内房のたけのこは水で煮るだけでおいしい
一般的に、たけのこのアク抜きには米ぬかなどを使いますが、
内房のたけのこは、水で1時間煮るだけでおいしく食べることができます。
おすすめは、水で煮たたけのこを薄くスライスした「たけのこの刺身」。
アクが少ない内房のたけのこだからこそ楽しめる料理です。