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たっぷりリサーチバナー

「たっぷり静岡」では、視聴者の方々の疑問やお悩みを取材して解決を目指すコーナー「たっぷりリサーチ」を放送しています。
どのようなテーマでも結構です。
投稿フォームから情報をお寄せください。お待ちしています!
(テーマ例)
「東日本大震災から10年・防災の疑問や不安」
「新型コロナの影響で困っていること」
「学校の『ブラック校則』や、会社・地域のおかしな『謎ルール』を変えたい」
「『税金のムダ?』『縦割り行政』など、解決してほしい社会問題」
「知ってください、小さな声」

過去の放送

第4回「公園が避難所 なぜ?」(2021年3月23日放送)

藤枝市の方から防災について疑問のお便りをいただきました。


「私の町内の指定避難所は公園で、小さな物置のほかに建物はありません。
指定避難所とは学校や公民館など滞在可能な場所と思っていましたが、違うのでしょうか?」


公園が、一時的な避難場所ではなく、寝泊まりする避難所になっている・・・?

藤枝市の指定避難所の一覧を確認してみると、ほとんどは学校が指定されていますが、この原地区の避難所は「大谷川公園」となっていました。念のために法律を見ると、指定避難所とは「避難のために必要な間滞在」「被災者を一時的に滞在させるための施設」とあって、寝泊まりして何日間も過ごすことができる建物が想定されているようです。

どうして公園が避難所なのか、現地で調べました。


お便りにあった指定避難所の大谷川公園。7000平方メートル余りの一般的な公園で、地面は土。屋根はありません。ここが、およそ3000人が住む地区の避難所になっているといいます。


(住民)
「屋根もないし実質的に無理だと思うんです。ちょっと現実的ではないですね」
「とても人数的にみんな来たら入れませんよ。話が出てますね。こんなところに避難できるわけがないという話が」


藤枝市に聞くと、この公園が避難所に指定されたのは10年以上前。その前は近くの小学校が避難所でした。しかし、小学校の周りは山になっていて、土砂崩れが起きるおそれがあるため、市は避難所を公園に変更したといいます。


ではどうやって公園で避難生活を送るのか。
市は4キロあまり離れた倉庫などに、大型のテント3張、家族用のテントを1800張備蓄しているそうです。
大きな地震があればこれらのテントを公園に設置して、住民に避難生活を送ってもらう方針です。


(藤枝市大規模災害対策課 佐藤裕課長)
「公園で避難するのは、発災から3日、長くても1週間の想定になると思います。その後、市内の指定避難場所や市営住宅の空き状況を見て移動していくということも十分考えられます」


藤枝市の「地震災害ハザードマップ」を見ると、元の避難所だった小学校の周辺の山は「地すべり危険箇所」を表す茶色の線が示されています。
藤枝市は現在、この小学校周辺で土砂崩れが起きないよう対策工事を進めていて、順調に行けば再来年度、令和4年度には改めて小学校を避難所に指定する方針です。


でもそれまでの間、災害時の避難所が公園のテントというのは心細いですよね。台風の時はかえって危険なように思えます。
この点も藤枝市に聞くと、台風や水害に対しては予報に基づいて事前に地区から1キロ余り離れた生涯学習センターなどの建物に避難してもらうという説明でした。


また市は、地震などの災害が起きてもできる限り自宅や知人の家で避難することを勧めています。
そのため最大110万円の耐震補強費用の補助や、1世帯毎年5個まで家具を無料で固定するといった支援に取り組んでいるそうです。


3月も宮城県で震度5強の揺れを観測する地震がありましたが、今回投稿をくださった方のように、避難所がどこかなど一度調べてみて、疑問や不安があれば解消しておいたほうがいいですね。


第3回「震災10年・防災の疑問」(2021年3月10日放送)

東日本大震災の発生から10年となることから防災に関する疑問を募集したところ、たくさんの投稿をいただきました。今回はその中から3つ、お答えします。

【巨大地震で津波はどこまで?】
(70代女性)

「南海トラフ巨大地震が起きた場合、津波はどのあたりくらいまで来るのでしょうか?」 ツイッターでも「避難しても、そこが本当に津波が来ない高さなのか分からない」という意見をいただきました。
自宅のほかにも職場などの外出先がどうなのか、わからないこともありますよね。
そこでぜひ確認していただきたいのが、地域の浸水想定区域や避難所などを記した「ハザードマップ」です。


牧之原市のハザードマップを見てみると、相良地区の沿岸には、最大10メートルの津波が地震から14分で到達します。 萩間川両岸の低い土地に浸水が広がっていき、海岸線から2.5キロ近い内陸まで、津波が到達することが色で示されています。
逆に、津波が来るまでの間に緑のマークで示されている高台や避難ビル、または色のついていない浸水想定区域の外に逃げることを目指せばいいとわかります。


ハザードマップは、お手元にない場合でも市役所や町役場などでもらえますし、ほとんどのものはインターネットで公表されています。
ただ実際に、巨大地震が起きてから確認しようとしても、インターネットが使えなくなっている可能性があるので、ぜひ平常時に確認して、印刷したものを自宅のわかるところに貼っておいてほしいと思います。
せっかくの情報、いかさなくてはいけませんね。


【自宅避難で支援物資はもらえる?】
(50代男性)

「コロナの感染を避けるため、自宅など避難所以外の場所での避難を検討すべきと聞きました。
でも心配なのは、食料や水など支援物資の支給です。自宅にいる人も避難所に取りに行けば受け取れるのでしょうか?」
確かに、避難所に行った方がサービスを受けやすいと思ってしまうかもしれません。


静岡県の避難所運営マニュアルには、避難所は避難所内の利用者のみでなく、在宅や車中泊の避難者の支援拠点にもなると書いてあります。
『物資の受け取り』も明記されていて、避難所の外から来ても物資をもらえるようにすることが原則です。県危機情報課の担当者は「物資の支給は避難所にいるかどうかで区別はしない。例えば支援物資が到着すれば、市や町から防災無線やメールで自宅にいる人も避難所に取りに来るよう呼びかけてもらいたい」と話していました。


とはいってもこの10年間、記者が東日本大震災や熊本地震などの避難所を取材した経験を振り返ると、避難所にいるほうが物資をすぐに受け取れますし、医療関係者による健康チェック、ボランティアの活動、それに芸能人の慰問活動など、支援は大規模な避難所で集中して行われる傾向がありました。


自宅での避難が損だと感じないよう、行政や自治会による運営、それにボランティアのあり方の工夫が求められると思います。分散避難を呼びかける以上、こまやかな目配りが必要ですよね。


【屋上避難が長期化したら?】
(教育心理学が専門・小林朋子静岡大学教授)

「避難場所が学校の校舎の屋上になっているところがありますが、暑い時に、そこに水がなければ熱中症で命を落とす可能性があります。 『子どもを保護者のもとに返すまでが避難』と想定して、対策を検討すべきではないでしょうか」
東日本大震災でも、地上が浸水して屋上で長時間取り残されるということがありましたよね。


静岡市の沿岸部の小学校がどうしているか、取材しました。
静岡市駿河区にある中島小学校。海岸から1キロ弱で、校舎と校庭に津波の到達が想定されています。学校では、救助が来るまで避難が長期化することも考えて、児童1人ひとりが必要なものを入れる「防災ボックス」を用意しています。ある児童の箱には、缶詰や簡易な寝袋のほか、ペットボトルの水が5本入っていました。


その上で学校では、津波は最も高くて数十センチと想定されていることから、屋上ではなく校舎の3階と4階の教室を避難場所とする訓練をしています。
(静岡市立中島小学校防災担当・大坪正和教諭)
「最悪の場合を想定して、屋上に行くことも考えていますが、今のところ3階と4階で訓練をしています。雨や炎天下など、いろいろな気象状況が考えられますからね」


この小学校が1人ひとりの防災ボックスを置くようになったのは東日本大震災のあとだということですが、子どもたちは箱の中に何を入れるか自分で考えることを通じて、防災への意識が高まったということです。ほかの学校でも地域の実情にあった取り組みが進められるといいですね。


【みなさんも疑問・お悩みの投稿を】
NHK静岡では引き続き、視聴者の方のお悩みについて投稿を募集しています。今回のような「防災の不安」のほか、コロナの困りごと、解決したい社会問題、税金のムダじゃないかと思う情報など、どのようなことでも結構です。
NHK静岡のホームページにある「たっぷりリサーチ」のバナーをクリックすると、投稿フォームが表示されます。
また郵送でも『〒422−8787 NHK静岡 たっぷりリサーチ係』で受け付けています。
たくさんの投稿、お待ちしています。


第2回「コロナでバスが激減?」(2021年2月2日放送)

視聴者のお悩みをNHK静岡が調べて解決を目指す「たっぷりリサーチ」。2回目のテーマはコロナ禍での通勤のお悩みについてです。

【質問:浜松市 ラケットさん(20代女性)】
「去年10月から路線バスが大幅に減便しました。そのぶん以前よりバスの中が密になってしまっています。背景と今後について知りたいです」


同じお悩みがある方、多いでしょうね。


【かえって密に?】
ラケットさんが通勤に使っているバスの、去年9月までと10月以降の時刻表を、それぞれ送ってもらいました。平日は、朝8時台に3本あったバスが2本に。10時台から15時台はそれぞれ1時間2本が1本になっています。土日・祝日は、1時間に2,3本あったのが、いまはほぼ1時間1本になっています。
朝の通勤時間帯や夕方の帰宅時間帯は本数が比較的維持されていますが、ラケットさんの会社では午前中だけ出勤して午後は帰って在宅勤務をしたり、祝日も会社に行ったりするので、影響は大きいそうです。


ラケットさんは「バスが少ない中で、高校生の登下校や祝日の部活動の時間と重なると、車内が密になる」と話していました。


さらにもう1つ、気がかりな話があります。バスは3密対策として、前の2席はロープが張られ、座れないようになっているそうです。「席が限られるので、さらに密になる」というのがラケットさんの実感です。


【バス会社の事情】
ラケットさんのお悩み、バス会社に聞きました。
(遠鉄バスの回答)
「去年10月に運行本数をおよそ10%削減した。以前から乗客数が減少していたところにコロナの影響も重なり、減便しないと事業継続が危うい」
車内が密だという指摘には。
「換気をしながら運行するなどの対策をとっている。前列の座席を減らすのも運転手との間での感染を防ぐため。ご理解いただきたい」
今後は?
「外出を控える動きや企業のテレワークが浸透しているので、コロナ前のとおりの運行本数に戻ることはないと思われる」
実はほかの路線バスの会社に聞いてみても同じような回答がありました。
(富士急シティバス)
「この1年、本数ベースで5%、距離ベースで10%のバスを削減したが、さらに減便・効率化を図らないと路線が維持できない。来年度(令和3年度)はさらに10%程度の減便を見込んでいる」
(しずてつジャストライン)
「今年度はおおむね15%のバスを削減した。今後については乗客の動向次第」
(東海バス)
「一部の観光路線を減便した。観光客の回復の動向によっては戻すこともあり得る」

従来からの人口減と、新型コロナのダブルパンチで、バス会社も難しい局面に立たされているようです。
ただ行政の補助金などで路線が維持されることもあります。困っているという声をあげることが大切ではないでしょうか。

このコロナ禍の交通の問題についても取材を続けていきます。みなさまの身の回りの状況についても、情報をお寄せください。


第1回「感染予防のハテナ」(2021年1月28日放送)

視聴者のみなさんのお悩みをNHK静岡が調べて、解決をお手伝いする「たっぷりリサーチ」。
投稿を募集したところ早速たくさんお寄せいただきました。
やはり多かったのは「新型コロナの感染予防策」。
みなさんの疑問を専門家に聞いてきました。

【質問1】(40代男性より)
「コロナの影響でジム通いをやめて外でジョギングをすることにしました。マスクをしながらジョギングするのは息苦しいのですが、代わりの方法はないでしょうか?」
(回答:東京理科大学・鈴木立紀准教授/医師として静岡マラソンなど全国のマラソン大会をサポート)
「屋外で走る人の息から感染が広がるリスクは比較的高くないと考えられますが、街でマスク姿が一般的な中で、ランナーだけマスクをしていないと不愉快に思う人はいるでしょう。マスクを着けても息苦しくない程度のペースで走るか、早朝や夜間、郊外の河川敷など、人が少ない状況で走ることをおすすめします」

どうせなら気持ちよく走りたいですよね!



【質問2】(30代女性より)
「スーパーのレジで薄い手袋を着けっぱなしの店員さんがいます。感染対策になりますか」

気をつけているお店なんだな、という印象は持ちますが・・・。
(回答:静岡県立静岡がんセンター・倉井華子感染症内科部長)
「手袋を交換しないままであれば素手と差はありません。病院では医師や看護師が手袋を着けますが、必ず1人の患者ごとに手袋を付け替え、患者に触れる前後などに消毒をしています。手袋をするより、手洗いやアルコール消毒のほうが重要な対策です」

手袋にも当然、ウイルスがつくという前提で考えなくてはいけませんね。


【質問3】(30代女性より)
「置くと空間除菌ができるという商品は、コロナに効果がありますか」
(回答:県薬剤師会・大石順子医薬品情報管理センター所長)
「国は空気中のウイルス対策としては換気を推奨しています。喉が弱い人は商品から出る成分でせきこむこともあります。空間除菌をうたう商品を利用するよりも、窓を開けましょう」

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