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静岡富士市「富士山夢の大橋」 “写真映えスポット”住民苦慮で対策強化へ

  • 2024年05月24日

静岡県富士市で、国道の橋から見える富士山が写真映えすると、多くの外国人観光客が訪れるようになりました。迷惑駐車やごみの放置など住民が対応に苦慮する中、市は対策を強化しようとしています。

SNSで話題 “写真映えスポット”

富士山に登っているかのように見える階段。

2023年11月ごろから、SNSで話題になり、突然、外国人観光客が訪れるようになりました。

階段の先にあるのは、富士市の国道、「富士山夢の大橋」です。こちらでも記念撮影をする観光客の姿があちこちで見られました。

(中国人観光局)「ソーシャルメディアで知りました。とても素晴らしい景色です」
(韓国人観光客)「韓国ではとても人気です。とても美しいと思います」

中央分離帯にも侵入!

中にはよりよい構図の写真を狙ってか、中央分離帯に入って写真を撮る人も。

車が行き交う中、道路を横切っています。

周辺には観光客のものとみられるごみが放置されているということです。

 住民の暮らしに影響も

地元の区長の松本政利さんです。住民生活に影響が出ているといいます。

(松本政利さん)「突然でね、びっくりしたですよ。まず一番に苦労したのは駐車場。来て停めるところがないから、人によっては住宅のスペースに停めていた」

もともと観光地ではない住宅地

もともと観光地ではないこの橋。観光バスも訪れています。

市によりますと、多い日には1日300人あまりが訪れるということです。

車が増え、迷惑駐車も見られました。 

住民みずから対策

住民たちは敷地に立ち入らないようみずから駐車スペースに三角コーンを設置しています。

駐車禁止を呼びかける看板も取り付けました。

こんな出来事も

しかし、住宅の軒先で勝手に写真を撮る姿も。

(区長の松本政利さん)「トイレを普通の民家に借りにいくわけよ。それで、玄関をこんこんとたたくから、開けると外国人がいたってわけ。上げて何かあったら困るから。もう区長の問題を離れて上の者がやる問題だよ」

行政も急きょ対策へ

住民の要望を受けて市は、急きょ英語や中国語などで駐車禁止やごみのポイ捨て禁止を呼びかける看板を設置しました。

臨時の駐車場を橋のたもとに確保。仮設のトイレや、駐車場を増やす予定です。

道路を管理する国は、中央分離帯への立ち入りを防ぐフェンスを設置する方針です。

(富士市交流観光課 松村岳典課長)「観光地として整備している場所ではないのでいろんな問題が発生してしまっている。地元の人の声を聞きながら一つひとつ解決しているのが現状です。住民に迷惑がかからないようになんとかマナーを守って撮影してもらえるように進めていけたらと思う」

突然、観光地化した住宅地。観光客にマナーを守ってもらいながらどう富士山を楽しんでもらうのか、新たな課題となっています。

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