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掛川北部で癒し旅~アジサイタワー!?おいしいお米に牛乳!~

原野谷川沿いを秋枝キャスターが堪能
  • 2024年05月27日

平日夕方6:10「たっぷり静岡」『しず♡LOVE』と
土曜朝7:30「ウイークエンド中部」『ういちゅ~の旅』連動企画!
のどかな里山が広がる掛川市北部、
原野谷川沿いをゆったりと堪能しました。

6/1(土)朝7:30からウイークエンド中部で放送予定!

掛川市北部を流れる原野谷川

今回旅するのは、掛川市北部を流れる原野谷川沿い。
天然のアユやアマゴも生息する、おだやかな清流です。

アジサイ名人発見!

まずお邪魔したのが20種類以上の花を展示している施設。

原野谷川の豊かな伏流水が花たちを育んでいました。
そしてこの時期見ごろを迎えるのが…

見事な美しさを誇る、アジサイです。

アジサイのタワー

展示されているアジサイは、およそ200種類。
なんと、その8割がこの施設で開発された品種です。

代表品種「ダンスパーティー」
色も形もさまざまなアジサイたち

これらのアジサイの品種改良を手掛けてきたのが、
その道35年の一江豊一(いちえ・とよかず)さん。

アジサイ育種家 一江豊一さん

驚くべきことに、名前をつけた品種だけで300種類!
アジサイだけで、300種類です!!!

アジサイ名人のスゴ技!

特別に、新種誕生の舞台裏を見せていただきました。

ピンセットでおしべを取り除く様子
めしべに別のアジサイの花粉をつける様子

1ミリほどのめしべに他のアジサイの花粉をつける、とても繊細な作業。
これを、一江さんは裸眼で行っています!
熱中しすぎるがあまり、午前中から始めて、気づけば夕方ごろになっている…ということもあるんだそう。

交配作業で使う道具と集めた花粉

作業で使うものの一部を見せていただきました。
中央のピンセット以外は、手のひらサイズの保存ケースに入っていて、まるで秘密道具のよう。
保存ケース下の白い棒状のものは、一江さん手作り!
おしべをめしべにつける際に使用するもので、赤ちゃん用の綿棒の先端部分を切り落としたものだそうです。
写真右側のパッキングされたものが、これまでに集めた花粉の数々で、クリップの上につけたタグを色付けして、どのアジサイの花粉なのか識別しているということでした。

こうして集めた花粉は、採集から1~2週間ほどで使い切ってしまうそうで、一江さんが日々膨大な数の交配作業を行っていることが伺えます。

ただ、交配を試してから新種として登録するまで、なんと
10年以上かかるそうです!
品種選別を重ねて重ねて…新種登録されるのは一握り。
選抜の際は、いつも惜しい気持ちでお別れしている、とも一江さんは話していました。

こちらは、まさに今!一江さんが交配を行っているアジサイ。

お母さんとなるアジサイ

お母さんの、花びら状のがく片がいくえにも重なる特徴と

お父さんとなるアジサイ

お父さんの、全体がこんもりとボールのようになる特徴。

そうした特徴を受けついた子どもが…

生まれたアジサイ

花びら状のがく片が、ぎゅっとボール状に集まっている様子は、まさにお母さんとお父さんの良いとこどり!

完成形をイメージして掛け合わせるのが、腕の見せ所です。

こうして生み出された新しい種類のアジサイは、
まだ名前がつく前から展示施設に並ぶことも。
一江さんは、お客さんの反応を「こっそり」伺って、
品種選別の目安にしているそうです。

アジサイ育種家 一江豊一さん

一江さん
「今年の新しいのは何?っていうようなかっこうで来ていただけるお客さんも多いので、それが一番の張り合いですね。」

「まだまだアジサイ自体はいろんな可能性を秘めている植物だなと思いますので、そこらへんのところをもっともっと進化させた格好で世に出していただけたらいいかなと思っています。」

今年の見ごろは6月下旬まで続くということです。

ふるさとで仲間と米作り

原野谷川を上流へ向かい歩いていると、田んぼのそばで
作業している方たちを見つけました。

柴田敏彦さん

出会ったのは、仕事を退職した後に「農業がしたい!」とあつまった地元の人たち。

高齢化で耕作放棄地が目立ち始めたふるさとで、持ち主にかわって田んぼを耕しています。

原野谷川の水が育んだ自慢のお米。
お昼に誘っていただきました!

つやっつやのお米は、香り高くもすっきりとした味わいで、どんどん食が進みます。
お言葉に甘えておにぎりを4つもいただいてしまいました!!!

豊かな自然のもとでいただく、愛情のこもったおにぎりは、澄んだきれいな味だなぁと感じたのでした。
たくさんたくさん、ごちそうさまでした!

川のそばで、極上牛乳!

さらに上流に向かうと、川のすぐそばに不思議な建物を見つけました。コンテナ?倉庫?と思って中を覗いてみると・・・。

カフェでした!
すぐそばにあるという牧場でとれた牛乳と、
それを使ったスイーツが並んでいます。

あれもこれも食べたくなる!
と、欲望のままに注文して、テラス席でいただきます!

まずは牛乳から!

生クリームのような濃厚さですが、さっぱりといただけて一気に飲み干してしまいました。おいしすぎます!

パイ、シュークリーム、プリン2種も完食して、大満足。
おいしさの秘密を、近くの牧場にお邪魔してたずねました。

カフェから牧場は歩いて10分弱
柴田佳寛さん

酪農家で、カフェも営む柴田佳寛(しばた・よしひろ)さんです。
さきほどいただいたのは、ジャージー牛の牛乳だと教えて下さいました。

ジャージー牛

からだの大きさも一般的なホルスタインよりも小さく、採れる量も少ないということですが、味の濃さが特徴です。

夏も涼しいこの場所は、牛にとっても暮らしやすいそう。

酪農家、カフェ経営 柴田佳寛さん

「やっぱり、この山と田んぼがあって、牛がいるというこの里山の風景の中で召し上がっていただけるのが、すごく満足していただけるので、ここで商売ができたり、ここで牛を飼えることがすごく幸せに感じています。」

原野谷川の恵みをたくさんいただいて、おなかも心も満たされた癒し旅でした。

掛川市北部には、ここで紹介した場所以外にもキャンプ場やアートのイベントなどが行われていて、豊かな時間が過ごせそうです!
気持ちの良い季節、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

 

動画はこちら(期間限定で公開)※
 

  • 秋枝伶子

    NHK静岡放送局 キャスター

    秋枝伶子

    山口県下関市出身。
    大学進学で静岡に。もうすぐ人生の半分が静岡で過ごした時間になります。
    「たっぷり静岡」リポーター、
    「おはよう静岡」キャスター。
    4歳の息子と過ごす静岡は再発見の連続です。

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