ページの本文へ

静岡WEB特集

  1. NHK静岡
  2. 静岡WEB特集
  3. NHK 浜松 まつり たこ 砂丘 新幹線 どうする家康 三上弥アナ

NHK 浜松 まつり たこ 砂丘 新幹線 どうする家康 三上弥アナ

浜松の魅力 大型連休を前に
  • 2023年04月26日

    三上弥  NHK「現場のことば」第45回

           放送で取り上げた  浜松の魅力

「浜松まつり」が大型連休に行われます。

NHK大河ドラマ「どうする家康」放送中かつ徳川家康ゆかりの地なので、静岡県の人口最大都市で政令指定都市の浜松市を訪れようと思っている人がいるかもしれません。

これまでの放送で取り上げた浜松の魅力を振り返ります。

浜松駅

浜松駅 北口周辺

浜松駅は、静岡県浜松市中区砂山町(なかく・すなやまちょう)にあります。

正式名称は「浜松」駅であって、「JR浜松」駅ではありません。

浜松駅から徒歩圏内にある私鉄の駅は、地元の遠州(えんしゅう)鉄道「新浜松」駅です。

地元では「えんてつ」と呼ばれています。

写真の右側の建物は駅ビル、左側の建物は「アクトシティ(ACT CITY)浜松」です。

ACT CITY には、ホールや会議場、研修施設などが入っています。

下りの東海道新幹線に乗っていると、進行方向右側の窓からよく見える建物です。

浜松市は政令指定都市で7つの行政区があります。

令和6年1月1日からは、3つの区に改編されることが決まりました。

静岡県内で最も人口が多い自治体です。

東海道新幹線 停車駅注意
「のぞみ」浜松駅すべて通過

行楽や旅行で東海道新幹線を利用して浜松を訪れる場合、毎時片道おおむね2本停車の「こだま」か、おおむね1時間に1本の「ひかり」を利用することになります。

「のぞみ」はすべて浜松駅を通過するので、乗車する際は注意が必要です。

在来線の東海道線はほぼすべての旅客列車が停車するものの、上り東京行きの寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」は利用者が浜松駅で乗り降りすることはできません。

NHK「あさイチ」
令和3年2月18日 浜松

令和3年2月18日放送の「あさイチ」では、浜松を取り上げました。

番組のやり取りの中で、筆者のナレーションが「『その時歴史が動いた』みたいな感じ」と指摘され、「ミスターNHK」と呼ばれた時の放送が浜松の魅力を紹介した回です。

浜松を取り上げたこの「あさイチ」では、博多華丸氏、博多大吉氏、近江友里恵アナウンサーなどと生放送で語り合いながら、筆者が撮った写真を紹介しました。

このときのやり取りは事前にまったく知らされていなかったので、「ある種の緊急報道」だと思って対応したことを覚えています。

分析

社会人になって最初と2か所目の勤務地時代、松平定知(ま\つだいら・さだとも)アナ出演の「NHK ニュース11(イレブン)」や、ナレーション担当の「NHKスペシャル」を好んで視聴していました。特に「ニュース11」の前期は、同期の久保純子アナが出演していたこともあって、ほぼ毎回視聴しています。

「11」というのは、午後11時開始の「11」です。当時は「ニュース7(セブン)」のほかに、「ニュース9(ナイン)」と「ニュース11」がありました。

朝刊の締め切り時刻が近づく時間帯に放送された「ニュース11」と午前0時の「NHKニュース」は、全国紙の朝刊編集責任者やデスク、夜回りの記者が「抜かれ」の有無をチェックしながら見ていたという話を何度も聞いたことがあります。

報道各社のネットにニュースが公開される前の時代なので、降版が迫る時間帯に深夜のNHKニュースをチェックするというのはごく自然なことです。

一方、「その時歴史が動いた」は、放送開始から最終回までよく見ていました。

結果として、松平アナが出演する番組の映像・音声を通じて、語り口やことばの選び方、間の取り方といった伝え方のポイントを学んでいたのだと思います。

新幹線の駅から路線バスで約15分
政令指定都市「浜松市」には 砂丘がある

「あさイチ」で全国向けに放送した写真がこれです。

浜松市南区の「中田島(なかたじま)砂丘」で撮影しました。

「砂丘のきらめき」
太陽・遠州灘 静岡県浜松市南区

東海道新幹線の浜松駅から路線バスでおよそ15分で、中田島砂丘に到着します。

タクシーだともう少し早いです。

写真を説明した際、政令指定都市にある東海道新幹線の駅から路線バスでおよそ15分の所に砂丘があるということにも触れました。

政令指定都市・静岡県浜松市には 砂丘 がある

凧(たこ)揚げ

「浜松まつり」といえば、凧揚げが欠かせません。

400年余り前から続く「浜松まつり」では、町内会のような地域ごとに、昼は大凧を揚げる合戦が行われ、夜には豪華な御殿屋台が引き回されます。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった年があったものの、令和5年は開催と発表されているので嬉しいです。

令和3年11月27日には、午前7時台のニュース・情報番組の中継で、中田島砂丘の近くで凧揚げを体験したことがあるため、思い入れがあります。

「浜松まつり」で凧揚げの会場となるのが中田島会場、つまり、砂丘周辺の一帯です。

砂丘の近く、浜松市南区中田島町にある「浜松まつり会館」には、新旧多様な凧が展示されています。

「浜松まつり」や凧揚げの歴史を知るにもおすすめの施設です。

「弥」 凧に名前が・・・

中継で揚げた凧のうちの1枚です。

ニュース・情報番組の演出で自分の名前「弥」をデザインしたわけではありません。

凧のデザインは「凧印(たこじるし)」と呼ばれています。

まつりに参加する浜松市内の地域ごとに決まっていて、法被(はっぴ)にも描かれています。

写真の「凧印」は「弥生」という文字です。

取材の際、「富塚町西」を流れる川にかかる「弥生橋」にちなんでいると聞きました。

弥(わたる)ではなく、「弥生(やよい)」橋にちなんだ「富塚町西弥生組」の凧印です。

「町」と呼ばれる町内会のような地域ごとに凧印があるので、「浜松まつり会館」に行くと圧倒されます。

同時に、それぞれの凧印のデザインを楽しむことができるのでおすすめです。

風紋

風紋    静岡県浜松市南区中田島町

凧揚げが行われるということは、凧揚げに適した強さの風が吹くということです。

気象条件によっては、砂丘にきれいな風紋があらわれます。

期待通りの風紋と出会えるかどうかは運なので、訪ねる場合に思い通りの風紋があるかどうか分からないことも事前に知っておきましょう。

取材で訪れた時は、写真のような風紋があらわれました。

凧を揚げるときに気分を盛り立てるラッパの旋律も忘れられません。

徳川家康公ゆかりの地
出世の街 浜松

浜松市の中心市街地を歩いていると、至る所に「出世」の文字が掲げられています。

遠州にゆかりのある徳川家康が江戸に進出して幕府を開いたことは、郷土の自慢です。

徳川家康公ゆかりの地 出世の街 浜松」という表現は、筆者の「現場のことば」の視点でとらえた場合、浜松における徳川家康の位置づけを的確に表しています。

読者の皆さん、一緒に前進しましょう!

大型連休 
どうする浜松

浜松といえば、鰻(うなぎ)やみかん、新鮮な野菜・海産物など食もおすすめです。

浜松市には浜名湖もあれば、楽器の生産拠点ということもあって浜松駅の近くには「浜松市楽器博物館」もあります。

浜名湖の湖畔にある温泉といえば、浜松市西区にある舘山寺(かんざんじ)温泉です。

内陸の天竜区にも、徳川ゆかりの名所があります。

大型連休に浜松を訪れる際は、まつりの主催者や訪問先・目的地が発信する信頼できる情報、各交通機関の最新情報をもとに、安全第一でお願い致します。

<取材・撮影>  NHKアナウンサー 三上 弥


 


【参考】浜松市の行政区名は、記事を公開した時点の「7区」をもとに表記しています。

 

  • 三上弥

    アナウンサー

    三上弥

    平成6年度、 NHKにアナウンサーとして入局。
    NHKニュースや国会中継をはじめ、報道分野の業務を中心に担当。

ページトップに戻る