3月15日(水)2時台
からだの知恵袋 ぶれない心を育む
「お礼上手は幸せ上手~感謝の瞑想~」
●紹介した瞑想 「感謝の瞑想」
近年、アメリカで行われた研究によると、「相手に伝えたかどうか」に関わらず、心の中で感謝の気持ちを抱くことが、精神的な健康に良い影響を与えることが分かったそうです。
今回の瞑想では、過去や現在に意識を向け、お世話になった人や、日ごろ頑張っている自分自身へ、感謝の気持ちを心の中で伝えていきます。
また、先の研究によると、ポジティブな言葉を多用することよりも、悲観的な言葉を少なくする方が、心に良い影響があったそうです。「〇〇してくれて助かりました。ありがとうございます。」と、事実に対して、感謝の気持ちを持つよう心がけるといいですね。
●紹介した禅語 「報恩謝徳」(ほうおんしゃとく)
第95代天皇の花園(はなぞの)天皇は、約10年の在位の後、出家して長く修行生活を送っていたことから、花園法皇とも呼ばれています。その花園天皇が、教えを授かった禅師に向けて書いた手紙の中で、「報恩謝徳(=自らが受けてきた恩や徳に感謝し、報いる)」という言葉で、師への感謝の気持ちを表しています。
