前埼玉県知事の上田清司氏が初当選

ことし7月の参議院選挙のあと初めての国政選挙となった参議院埼玉選挙区の補欠選挙は、前の埼玉県知事の上田清司氏(71)が初めての当選を果たしました。

上田氏は福岡県出身の71歳。旧民主党などで衆議院議員を3期務めたあと、ことし8月まで埼玉県知事を4期16年務めました。

選挙戦で上田氏は知事としての経験や実績を強調するとともに、地方を重視する政治を実現することや、行財政改革の推進、それに、将来にわたって安心できる社会保障制度を確立するための議論を深めていくと訴えました。

上田氏は「埼玉県では赤字だった出資法人を黒字に転換することに成功した事例などがあり、そうしたことをふまえて国政の場で問題提起をしていきたい。私に与えられた使命をしっかり自覚して、県民のため、国家国民のために全力をつくしていきたい」と述べました。

投票率は20.81%で、7月に行われた参議院選挙を25ポイント余り下回り、補欠選挙を含め国政選挙で、4番目に低くなりました。

第一声

議員の辞職に伴う参議院埼玉選挙区の補欠選挙が10日告示され、前議員と新人の合わせて2人が立候補しました。今回の選挙は、ことし7月の参議院選挙の後、初めての国政選挙となります。
投票は、10月27日に行われます。(10月10日放送)

当選を表します。
当選確実(以下「当確」)を表します。

当確は、開票所での取材をはじめ、事前の情勢取材や出口調査などを参考にしながらNHKが独自に判定するもので、開票率が0%でも当確になることがあります。選挙管理委員会による得票数の公式発表がなくても、最終的に当選すると判定した場合です。

  • 立候補者の氏名で表示できない漢字は、常用漢字やひらがななどに置き換えています。
  • 立候補者の年齢は、投票日現在です。
  • 顔写真は、撮影の承諾を得た候補について掲載しています。