前埼玉県知事の上田清司氏が初当選

ことし7月の参議院選挙のあと初めての国政選挙となった参議院埼玉選挙区の補欠選挙は、前の埼玉県知事の上田清司氏(71)が初めての当選を果たしました。
上田氏は福岡県出身の71歳。旧民主党などで衆議院議員を3期務めたあと、ことし8月まで埼玉県知事を4期16年務めました。
選挙戦で上田氏は知事としての経験や実績を強調するとともに、地方を重視する政治を実現することや、行財政改革の推進、それに、将来にわたって安心できる社会保障制度を確立するための議論を深めていくと訴えました。
上田氏は「埼玉県では赤字だった出資法人を黒字に転換することに成功した事例などがあり、そうしたことをふまえて国政の場で問題提起をしていきたい。私に与えられた使命をしっかり自覚して、県民のため、国家国民のために全力をつくしていきたい」と述べました。
投票率は20.81%で、7月に行われた参議院選挙を25ポイント余り下回り、補欠選挙を含め国政選挙で、4番目に低くなりました。