参院補選 徳島高知
候補者アンケート

このサイトについて
NHKは、10月22日に行われる参議院徳島高知選挙区の補欠選挙の立候補者の主張・訴えを紹介するため、候補者にアンケートしました。アンケートでは、候補者の横顔や岸田政権の評価をはじめ、物価高騰への対応を含めた経済政策や参議院選挙での合区に対する考え方などについて質問しました。このサイトでは各候補者の回答をお伝えします。

候補者の横顔

ひろた はじめ

広田 一

無|元|55歳|当選:2回
元衆議院議員、元立憲民主党国会対策委員長代理
立候補の最大の理由
自民議員の不祥事によって行われる選挙であり通常の選挙とは異なる。政治への信頼を少しでも取り戻すため。
政治家にとって最も重要なこと
政治とは税金の使い方を決めるものであり、政治家自身が身を切る改革を行えるかどうかが重要。
自分の強み
防衛政務官や国土交通委員長、衆院会派の国会対策委員長など国会での経験。即戦力として国政への本気と覚悟
人生で最も感銘を受けた本
稲盛和夫著書「生き方」
休日の過ごし方
読書、筋トレ、空手
徳島県と高知県の魅力
両県ともに、太平洋と山々に囲まれた豊かな自然と、海・山・土地の恵みの水産物や農産物と、それらを活かした食文化、そして、よさこい祭りや阿波踊りなどが象徴する人と人とのつながりを大事にするあたたかな県民性

にしうち けん

西内 健

自民|新|56歳
推薦:公明
元高知県議会議員、元自民党高知県連幹事長
立候補の最大の理由
県議会議員として12年間取り組む中で、実現できなかった政策課題を国政の場で実現するためです。
政治家にとって最も重要なこと
様々な政策課題を解決していくためにも、専門的な知識だけではなく、「総合力」が重要だと思います。
自分の強み
失敗から学び、そこから立ち直る強さだと思います。人からは冷静で落ち着きがあるとよく言われます。
人生で最も感銘を受けた本
感銘を受けた本は、『竜馬がゆく』、『大衆の反逆』、『アメリカのデモクラシー』です。
休日の過ごし方
気分転換や健康維持も兼ねて、ロードバイクでのロングライドによく出かけています。
徳島県と高知県の魅力
「阿波踊り」、「よさこい祭り」を代表とする地域に根付いた伝統文化、魅力あふれる自然にもとづいた観光、地域の素材を活かした食文化、海川山といった豊かな自然に恵まれた環境などが両県の魅力だと思います。

岸田政権 わたしの評価は

岸田政権 100点満点で何点?

  • 広田

    50
  • 西内

    80

岸田政権
各分野について候補者はこう評価する

大いに
評価する
ある程度
評価する
あまり
評価しない
全く
評価しない
物価高騰対策

広田

西内

広田

西内

広田

西内

広田

西内

少子化・人口減少対策

広田

西内

広田

西内

広田

西内

広田

西内

福祉など社会保障政策

広田

西内

広田

西内

広田

西内

広田

西内

外交・
安全保障政策

広田

西内

広田

西内

広田

西内

広田

西内

マイナンバーカードをめぐるトラブルへの対応

広田

西内

広田

西内

広田

西内

広田

西内

東京電力福島第一原発の処理水放出をめぐる対応

広田

西内

広田

西内

広田

西内

広田

西内

防災・減災対策

広田

西内

広田

西内

広田

西内

広田

西内

点数・評価の理由

  • 広田

    広島サミット等外交はある程度評価している。しかし、今の国政に緊張感はなく、秋本議員の収賄問題、旧統一教会との関係、マイナンバーカード対応、自民党女性局のフランス旅行問題など、緩み・驕り・利権体質が蔓延している政権の状況はあまりにも酷過ぎる。さらには、コロナ対策12兆円の予備費はタガが外れた放漫財政と言わざるを得ない。また、国民の生活に直結する物価高対策等は対策が遅く、業界対策に偏っている。
  • 西内

    政権発足以来、岸田総理は様々な課題に果敢に挑戦し続けてきました。「少子化対策」、「防衛力強化」、「エネルギー政策」などは、先送りできない課題です。また、国際秩序が歴史的な分岐点を迎えるなか、国益を守り抜くための「新時代リアリズム外交」を強力に展開するとともに、「物価高・エネルギー価格高騰対策」、「賃上げ支援」など、国民生活に直結する課題に対しても、目に見える成果を上げてきたと考えます。

課題解決へ 候補者の訴え

参議院選挙での選挙区の合区
(選択肢:継続すべき/解消すべき)

  • 広田

    解消すべき

    私は8年前の参議院本会議で合区法案に反対票を投じた。本来、選挙制度や一票の格差問題は国家的視点で議論すべきであるが、一部の地方に皺寄せをする合区制度は乱暴だと考え反対した。合区に反対した者として、もう一度参議院議員として合区解消を本気で覚悟をもって取り組むことが私に出来ることではないかと考えている。
  • 西内

    解消すべき

    民意をどのように国政に反映させるかについては、不断に検討を続ける必要があると思います。単に人口を基準にして選挙区割りを決めるのではなく、地域性やその実情なども反映しやすいという点、衆議院と参議院の特色といった点から、各都道府県で最低1人は選出するという切り口があっても良いのではないかと思います。

物価高騰への対応を含めた経済対策

  • 広田

    現下の切実な課題であるガソリン高に対しては、トリガー条項の発動による価格の低下を図る。輸入物価の高騰に対しては、過度な円安の修正を図る金融政策を行っていく。一方長い目で見て、イノベーションを始め日本の稼ぐ力を高める産業政策を行い、賃金、所得の向上を目指す経済政策を行う。
  • 西内

    燃料油価格、電気・ガス料金の激変緩和措置を始め、物価高から国民生活を守る対策、地方・中堅中小企業を含めた持続的な賃上げ、インバウンドや農林水産品の輸出拡大等を通じた地方の成長の実現、GX等への国内投資の拡大、少子化対策とデジタル社会の推進、防災・減災等、国民の安全・安心の確保等の対策を実行します。

少子化・人口減少対策

  • 広田

    誰もが安心して子どもを産み育て、社会全体で支えられるよう、児童手当の拡充、給食の無償化、大学の無償化、さらには、保育士や教職員の待遇改善や働き方改革など、子ども・子育てへの予算の拡充と子育てや教育現場の抜本的改善に取り組む。
  • 西内

    少子化・人口減少は深刻な速さで進行しており、国家的課題として最優先で取り組む必要があります。子育て世帯を支援するため、出産育児一時金を大幅に増額するとともに、こども・子育て予算倍増に向け、経済的支援の強化を含め、結婚・妊娠・出産・育休・子育ての各ライフステージに応じた総合的な少子化対策を推進します。

医療・福祉など社会保障政策

  • 広田

    医療・介護・教育の連携等「支え合いを支える」仕組みを構築していく。地域の実情を踏まえた良質で効率的な医療提供体制の再構築に取り組む。また、誰もが住みなれた地域で安心して暮らせるよう地域包括ケアの推進と、持続可能な医療保険制度の確立、さらには、誰もが健康で文化的な生活ができる社会保障政策にも取り組む。
  • 西内

    医療、介護、年金、少子化対策を始めとする社会保障全般の総合的な改革を更に進め、全ての世代が安心できる「全世代型社会保障」を構築します。地域医療体制の維持・拡充を図るとともに、障害者、高齢者などの介護サービス・自立支援等を進めます。また、地域包括ケアシステムが整備された社会づくりを目指します。

南海トラフ巨大地震への対策

  • 広田

    東日本大震災当時、防衛大臣政務官として、対策の第一線にたった経験を活かし、新たな防災戦略の策定、強力な司令塔である「危機管理防災管理局・防災局」と「生活支援部隊」設置を図ります。また、南海トラフ地震対策における国・地方連携の強化、自治体への権限・予算の強化等を図ります。
  • 西内

    我々の想像を超える規模の自然災害への対策は、どれだけ取り組んでも十分なことはありません。東日本大震災の教訓を踏まえ、住宅・建築物の耐震化、広域的な基幹ネットワークの整備・複線化、避難路・避難施設・海岸堤防の整備などのハード対策と、訓練や日頃からの備えの普及啓発などのソフト対策を総合的に進めます。

赤字が続く地方の鉄道路線

  • 広田

    通学や通院など市民生活に必要不可欠な鉄道路線については、地域振興と一体となった政策とともに、国や自治体による助成によって維持していくべきだと考える。また、自然災害が多頻度・激甚化する中で、被災した鉄道路線の復旧に財政措置をはかるとともに、橋梁やトンネルなどの老朽化対策などの支援も必要である。
  • 西内

    ローカル鉄道は、地域住民の足としても、地域経済成長にも不可欠です。MaaSや自動運転などの新技術の実装を進めつつ、ローカル鉄道のあり方に関する新たな協議の場づくりも含め、多様な主体による共創、事業者と地域との協働等の促進により、利便性と持続可能性の高い地域公共交通ネットワークへの再構築を推進します。

徳島県と高知県の発展に最も必要だと考えること

  • 広田

    今、日本の政治全体と同様に、徳島・高知も衆参の国会議員は自民党一強・独占状態である。政治とは税金の使い方を決めるものであり、緩み・驕り・利権体質の政治のもとではなく、今こそ緊張感ある政治のもとでの税金の使い方が求められる。徳島県・高知県の発展のためにも、政治に緊張感を取り戻す。
  • 西内

    徳島県と高知県において、農業や漁業といった一次産業、観光業などの三次産業などが強みであり、両県の発展には、県外での消費拡大、他県からの観光客の増加等が必要だと考えます。そのためにも、人口が集中する関西圏や首都圏への戦略的かつ効果的なプロモーションに取り組みます。