高知県知事選
候補者アンケート

このサイトについて
NHKは、11月26日に行われる高知県知事選挙の立候補者の主張・訴えを紹介するため、候補者にアンケートしました。アンケートでは、候補者の横顔や今の県政の評価に加え、物価高への対応や人口減少対策といった政策面の訴えなどについて質問しました。このサイトでは各候補者の回答をお伝えします。

候補者の横顔

はまだ せいじ

浜田 省司

無|現|60歳|当選:1回
推薦:自民・公明
元総務省大臣官房総括審議官、元大阪府副知事
立候補の理由
私自身の手で、元気で豊かな、そしてあったかい高知を実現し、次世代に引き継ぐため知事に立候補します。
座右の銘
報恩感謝
趣味・特技
水泳(健康スイム)、大学野球観戦、音楽鑑賞(歌番組視聴)、合唱
他の候補者に負けない自分の強み
地方行財政や防災などの行政経験及び培った人脈
人生で最も感銘を受けた本
「アメリカの鏡・日本」(ヘレン・ミアーズ)
高知県の魅力
海山川など豊かな自然と、高知を愛し地域を支えていこうとする熱意を持った多くの県民の皆さんがいること。

なかじま やすはる

中島 康治

無|新|45歳
飲食店経営
立候補の理由
県議、知事の間違った政策に憤りを感じます。その間違った政策を是正し高知の衰退に歯止めをかけます。
座右の銘
嘘をつかない。
趣味・特技
食材探し。
他の候補者に負けない自分の強み
嘘を言わない。権力に屈しない。言うべきことはハッキリ言う。
人生で最も感銘を受けた本
「はだしのゲン」(中沢啓治)
高知県の魅力
食材の宝庫。県民が明るい。

よねだ みのる

米田 稔

無|新|71歳
推薦:共産
元高知県議会議員、共産党高知県委員
立候補の理由
県民に困難を押しつける国言いなりの県政から、一人ひとりの困難に寄り添いケアが届く県政にするためです。
座右の銘
継続は力なり。
趣味・特技
スポーツ観戦、観劇、バレーボール。
他の候補者に負けない自分の強み
一人ひとりの困りごとに寄り添うこと。粘り強さ。
人生で最も感銘を受けた本
「蟹工船」(小林多喜二)「大地の子」(山崎豊子)
高知県の魅力
平和憲法の源流となった自由民権運動に代表される、権威に屈せず未来を切り開く精神と行動力。

やました よういち

山下 陽一

無|新|75歳
元配管業
立候補の理由
県外に出て行った若者が帰郷した時、その家族を養えるやりがいのある仕事場を作るため。
座右の銘
自主自営
趣味・特技
読書
他の候補者に負けない自分の強み
現実的思考が出来る事
人生で最も感銘を受けた本
「創神 織田信長」(津本陽)
高知県の魅力
自然と水

浜田県政 わたしの評価は

1期4年の浜田県政 100点満点で何点?

  • 浜田
    省司

    70
  • 中島
    康治

    0
  • 米田

    43
  • 山下
    陽一

※山下候補は、回答がありません

点数の理由

  • 浜田
    省司

    4年間の最重要課題であった新型コロナウイルス感染症への対応において、県独自の検査体制や融資制度等を構築し、県民の皆さんの健康と生活を守ってきました。現在、県経済はコロナ禍から回復軌道に乗りつつあるものの、本格的な回復に向けてはまだ道半ばです。また、南海トラフ地震対策やインフラ整備等もまだ途上です。
  • 中島
    康治

    少子高齢化に歯止めをかけると言いつつも推し進める政策は少子高齢化推進政策。緊縮財政により財政健全化は一向に進まない。当たり前です。財政健全化したければ緊縮財政ではなく積極財政で事を進めなければなりません。結果、高知県が貧乏になる。これは無能な知事と県議会議員がもたらしたなれの果てです。
  • 米田

    コロナ対策や継続して取り組んできた防災事業は評価できますが、高知の実態から出発する「課題解決先進県」の言葉が消え、軍事費大増額の国の予算を「暮らしに配慮したもの」と評価するなど国追随が顕著です。県政浮揚策も、開催も危ぶまれる大阪関西万博やカジノ頼みで、高知県の持つ力を信頼したものになっていません。
  • 山下
    陽一

    他を批判はしません。

高知県の未来へ 訴えたいこと

物価高への対応

  • 浜田
    省司

    国の経済対策も活用し、影響を受ける低所得者や中小の事業者の支援を行います。加えて、物価高騰の影響を受けにくい足腰の強い産業への構造転換を進めるため、省エネ設備の導入などを一層後押しするとともに、成長分野への投資や生産性向上への支援を進め、収益を増大させ、賃上げにつなげるといった好循環を実現します。
  • 中島
    康治

    補助金を出し、地方債を日銀に全て買い取ってもらい全ての業種に莫大な補助金を出します。本来国がやるべき政策ですが、増税メガネのおかげで国民が苦しんでいます。国がやらないのなら県が責任を持って県民を豊かにします。
  • 米田

    暮らしも営業も追い詰められ限界です。物価高は、自公政権の「異次元金融緩和」の失政によるものです。消費税減税、インボイスの中止を強く求め、県としても事業者に支援します。同時に、気候危機に対応する再生エネ、省エネを進め、県外に流出している1000億円を超える電気代・燃料代の負担を軽減します。
  • 山下
    陽一

    日銀が行う事です。

人口減少対策

  • 浜田
    省司

    人口減少を克服するには、持続可能な人口構造への転換が不可欠です。このため、流出が進む若い女性を地域にとどめ、呼び込むことができるよう、女性が活躍できる仕事を増やし、生活環境の整備を行います。加えて、人口減少が著しい中山間において少子化対策と一体的に施策を進め、若者を増やし、地域の活力を取り戻します。
  • 中島
    康治

    外国人技能実習生を高知に入れない。安い賃金で働く外国人技能実習生を入れると高知県の若者の給料が下がります。若者の給料を大幅に底上げをします。子供一人あたり毎月10万円の高知県で使えるクーポンを発行します。それを10年間。人口減少対策と景気対策の両立を図ります。
  • 米田

    子どもや妊産婦の医療費負担の軽減、0~2才の保育料や教材費負担の軽減、学校給食費の無料化など経済的負担の軽減を進めます。そして地域で頑張っている一次産業の事業者や建設業、保育士・介護士など福祉現場の処遇改善を進めて、暮らし続けられ、若者が残れる希望ある高知県をつくります。
  • 山下
    陽一

    高校を卒業した人が都会に行き、色々な職業を経験して家族と共に帰郷しても家族を養える仕事・収入が無い。高知が誇れるブランド酒を作るサポートや県民とクルーズ船客がふれあえる昭和田舎体験などを通して、高知を第2の故郷と思ってもらえように取り組み、旅行客のリピートにつなげ、県民の仕事の場を創造していきたい。

南海トラフ巨大地震対策

  • 浜田
    省司

    想定死者数ゼロを目指して、「命を守る」「命をつなぐ」対策のさらなる徹底を図ります。中でも津波対策として、早期避難意識率の向上や要配慮者へのさらなる対応に努めます。併せて、浦戸湾の三重防護をはじめとする堤防や命の道となる道路等のインフラ整備をさらに加速することで、地震による被害を限りなく少なくします。
  • 中島
    康治

    南海トラフ巨大地震を特需ととらえ公共事業に多額の投資をします。地震が起きた時に真っ先に動けるのは地元の土建屋です。県外の業者に委託すると実際地震が起きた時にその場所の勝手がわかりません。地震が来るまでは一般競争入札から指名競争入札にかえます。
  • 米田

    住宅の耐震改修、中小河川の改修・浚渫、避難所の居住環境の改善などに取り組みます。高齢者、障がい者、乳幼児のケアを支える福祉のネットワークづくりを重視し、災害に強い地域づくりを進めます。
  • 山下
    陽一

    南海トラフ巨大地震になってからでは手遅れになる。高台に住宅を建設できるよう事前に土地の整備をすることに取り組んでいきたい。それらの費用については国にお願いしたい。

県内経済の活性化に向けて重点的に取り組むこと

  • 浜田
    省司

    県経済の持続的発展を目指し、大阪・関西万博開催へ向けて経済活力に満ちている関西圏との経済連携の本格化をはじめとした「地産外商」を一層強化します。併せて、産業振興計画の柱として新たに「イノベーション」を掲げ、新たな価値を次々と生み出すことで県経済の力強い成長につなげ、若者に魅力のある仕事を増やします。
  • 中島
    康治

    当面は四国新幹線開通、即日着工、高速網の速やかな開通。供給能力の限界まで公共事業を中心に莫大な予算をつける。食料自給率の大幅な底上げ、余った食材は高知県が全て高値で買い取ります。安心して農家を続けていける安心感の醸成に力をいれます。
  • 米田

    高知県の雇用と経済の最大の分野は、医療・介護・福祉です。低すぎる賃金、配置基準を改善します。「地消地産」を柱に、県民の求める安全でおいしい食を支える一次産業を築きます。自然エネルギーを推進し、県外に流出している光熱費を、地域で循環させる経済にします。
  • 山下
    陽一

    高知が誇れるブランド酒を作り、クルーズ船客をターゲットに世界展開を目指すことや、県民とクルーズ船客がふれあえる昭和田舎体験、高知の産品を購入してもらうことなどを通して高知への旅行客のリピートにつなげ、県民の仕事の場を創造する取り組みをしていきたい。

医療・福祉など社会保障政策

  • 浜田
    省司

    誰もが住み慣れた地域で、健やかで心豊かに安心して暮らし続けることのできる高知県を目指し、保健・医療、福祉・介護に係る施策の連携強化と併せて、困ったときにお互いが支え合う地域共生社会の実現を図ります。中でも、中山間地域における医療・介護・福祉サービスの基盤整備を意識して、重点的に取り組みを進めます。
  • 中島
    康治

    介護、福祉、保育士の給料を公務員と同じ給料水準に引き上げます。高知県から毎月個人に補助金を出します。それと同時に人手不足の解消を図ります。
  • 米田

    県議として、重度障がい児への支援を訴えてきました。「学校に通うことで表情も豊かになる」と子どもの成長を願い懸命に送迎するお母さん。タクシー利用や介護者同伴の支援を、と求めてきました。必要なケアが届く県政を築きます。一人ひとりの困難によりそい、その解決をはかる努力を続けて、県民の健康と福祉を守ります。
  • 山下
    陽一

    医療・介護の予防をする政策を促進し、健康寿命を延ばすことが何よりも重要。がんも早期発見ならば治る時代。予防に重点を置いた取り組みをし、費用の捻出などは国の助けを借りて行っていきたい。

鉄道・バスといった地域の公共交通の維持

  • 浜田
    省司

    公共交通は通勤や通学、通院などの日常の移動手段として県民生活に必要不可欠であり、観光、ビジネスの足としても重要なインフラです。このため、沿線市町村と共に、中山間地域でのデマンド交通の導入支援をはじめ、デジタル技術を活用した利便性の向上や乗務員の負担軽減などを図ることで、公共交通をしっかり支えます。
  • 中島
    康治

    タイムラグがありますが、四国新幹線を通すことにより大幅な生産性の向上がはかられます。1番の問題は人口減少です。この人口減少を解消すると今、高知県の抱えている問題はほぼ100%解消します。
  • 米田

    デマンド型乗合タクシーなど市町村の取組を支援するともに、再エネによる地域電力の収入を地域で活かせる仕組みを推進します。四国の鉄道を分割・民営化すれば赤字になるのは明らかで、現在の経営難は分割方針を強行した結果です。四国新幹線は多額の地元負担と乱開発につながり問題が山積です。
  • 山下
    陽一

    市町村のコミュニティーバスの運営などに対して助成をする取り組みを行っていきたい。

知事として最も実現したい政策

  • 浜田
    省司

    最も早急に取り組むべきは、本県の将来を左右する人口減少への対応です。抜本的な対策を講じるにあたって、中山間対策と少子化対策を一体的に捉え、「若年人口の増加」「婚姻数の増加」「出生率の向上」の観点から、魅力のある仕事の確保をはじめ、出会いの機会や子育て支援の拡充など、幅広い施策を総合的に展開します。
  • 中島
    康治

    新幹線開通。
  • 米田

    不登校の多さ、重大ないじめの発生率が日本一など、高知県の教育の危機的状況を打開します。先生は多忙で追い詰められ、教員不足は深刻です。学校現場にいない教育委員会直属の教員が全国一の136人もいる現状を打開します。県版学力テストをなくします。競争と管理の教育から、子ども中心の教育へと変えます。
  • 山下
    陽一

    県外に出て行った若者が帰郷した時、その家族を養えるやりがいのある仕事場を作ること。