京都市長選 現職の門川大作氏 4回目の当選

現職に新人2人が挑んだ京都市長選挙は2日投票が行われ、自民党や立憲民主党など5党が推薦した現職の門川氏が、共産党とれいわ新選組が推薦した福山氏らを抑え4回目の当選を果たしました。

門川氏は、京都市出身の69歳。京都市の教育長を務めたあと、平成20年の京都市長選挙で初当選しました。

選挙戦で門川氏は、3期12年の実績を強調するとともに、外国人旅行者の増加に伴う混雑の緩和や、子育て支援の拡充などに取り組むと訴えました。

門川氏は、「オール京都、ワンチームで京都のまちづくりを進めていくことに、多くの方の共感をいただけたと思っている。健康や福祉、質の高い教育に京都府と協調してしっかりと取り組みたい」と述べました。

投票率は40点71%で、前回・4年前の市長選挙と比べ、5点03ポイント高くなり、20年ぶりに40%を超えました。

第一声(1月19日放送)

京都市長選は、4期目を目指す現職に新人2人が挑む構図になりました。各候補は街頭に出て支持を訴えました。

構図解説(1月20日放送)

京都市長選の構図や候補の主張について記者解説でお伝えします。

選挙戦リポート(1月28日放送)

現職に新人2人が挑む構図となった市長選。三つどもえの激しい論戦が繰り広げられています。選挙戦をリポートします。

候補者に聞く

候補者は京都市の未来をどのように描いているのか、シリーズで「候補者に聞く」をお伝えします。

景気・経済・財政

京都経済の活性化と雇用対策を、財政再建と並行してどう取り組んでいくのか聞きました。

観光・文化

日本を代表する文化都市・観光都市として、京都市が進めるべき施策について聞きました。

医療・福祉

少子高齢化が進む中、質の高い医療や介護を提供し、どう福祉を充実させていくかは全国的な課題になっています。現状をどう認識し、今後、どのようなことに率先して取り組んでいくのか聞きました。

教育・子育て

安心して出産・子育てができる環境をどう整えていくのか。虐待やいじめ、子どもの貧困といった課題にどう取り組んでいくのか。特に、若い世代に訴えたい施策について聞きました。

データで見る京都市の課題

京都市長選を前に京都市が置かれている状況や課題について、さまざまなデータをもとにした解説をシリーズでお伝えします。

安全と安心

国立社会保障・人口問題研究所の推計では、京都市の20年後の人口は、現在より12万人も減って134万3000人余りとなっています。
さらに少子高齢化も進む中で、京都市の安全と安心に関する課題を考えます。

観光と文化

京都市を訪れた観光客は、6年連続5000万人を超えています。観光都市・文化都市として多くの人を引き付ける中での課題を考えます。

経済とくらし

京都市の商業エリアの土地は、上昇率が全国でも有数の高さとなっています。旺盛な観光需要の高まりが背景にあります。経済とくらしの課題について考えます。

財政

京都市の借金にあたる市債残高は、市民1人あたりにすると、およそ113万円。京都市の財政の課題について考えます。

当選を表します。
当選確実(以下「当確」)を表します。

当確は、開票所での取材をはじめ、事前の情勢取材や出口調査などを参考にしながらNHKが独自に判定するもので、開票率が0%でも当確になることがあります。選挙管理委員会による得票数の公式発表がなくても、最終的に当選すると判定した場合です。

  • 立候補者の氏名で表示できない漢字は、常用漢字やひらがななどに置き換えています。
  • 立候補者の年齢は、投票日現在です。
  • 顔写真は、撮影の承諾を得た候補について掲載しています。