堺市長に維新 永藤英機氏が初当選

政治資金をめぐる問題で前の市長が辞職したことに伴う大阪・堺市の市長選挙は、大阪維新の会の新人、永藤英機氏が初めての当選を果たしました。

永藤氏は兵庫県出身で42歳。これまでに大阪府議会議員などを務めています。

選挙戦で永藤氏は、前の市長が政治資金をめぐる問題で辞職したことを受けて、市政の刷新を図るため市の事業を総点検すると訴えました。

また、大阪維新の会が推進するいわゆる「大阪都構想」については、堺市が加わるかどうかの議論は時期尚早だとして、経済の活性化などに優先的に取り組むと訴えました。

永藤氏は「堺の魅力や可能性は、大阪府、大阪市と成長戦略を練り、近隣市町村と連携することで、さらに大きく伸ばすことができると信じている。新しい技術、サービス、民間の力を取り入れながら未来を作って行きたい」と述べました。また、都構想について「住民投票でどのように判断されるのか注視したい。まずは市政を立て直し、しっかりと改革を進めたい」と述べました。

大阪維新の会が堺市長選挙を制したのは初めてで、4月の大阪ダブル選挙などで勝利した勢いをつなげた形となりました。

堺ボイス「こんなまちにして!」

堺市の皆さんは、これからの市政にどんなことを望むのか。街で話を聞き、フリップに書いてもらいました。題して「堺ボイス」です。

堺ボイス

動画 2分55秒

(6月3日放送)
堺ボイス

動画 2分35秒

(6月4日放送)
堺ボイス

動画 2分19秒

(6月5日放送)

選挙戦リポート(5月31日放送)

解説 選挙の構図や争点は

堺市政担当記者が、今回の選挙の構図や争点を解説します。(5月27日放送)

第一声

政治資金をめぐる問題で市長が辞職したことに伴う大阪 堺市の市長選挙が告示され、新人3人が立候補しました。3人の候補者は届け出を済ませたあと、街頭で支持を呼びかけました。堺市長選挙は6月9日に投票が行われ即日開票されます。(5月26日放送)

当選を表します。
当選確実(以下「当確」)を表します。

当確は、開票所での取材をはじめ、事前の情勢取材や出口調査などを参考にしながらNHKが独自に判定するもので、開票率が0%でも当確になることがあります。選挙管理委員会による得票数の公式発表がなくても、最終的に当選すると判定した場合です。

  • 立候補者の氏名で表示できない漢字は、常用漢字やひらがななどに置き換えています。
  • 立候補者の年齢は、投票日現在です。
  • 顔写真は、撮影の承諾を得た候補について掲載しています。