高知県知事選 自公推薦の新人 浜田省司氏が初当選

与野党対決の構図となった高知県知事選挙は24日投票が行われ、自民党と公明党が推薦した元総務省総括審議官の浜田省司氏が、立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党が支援した共産党高知県委員の松本顕治氏を破って初めての当選を果たしました。

浜田氏は、56歳。昭和60年に自治省・現在の総務省に入り、大阪府の副知事や大臣官房総括審議官などを務めました。

浜田氏は「南海トラフ地震対策や台風・豪雨への対策をしっかりと整備して安全・安心の基盤作りをする。その上で、仕事やいきいきとした生活ができて元気な高知ができてくる」と述べました。

投票率は、47.67%と、これまでで2番目に低い投票率となりました。

第一声(11月7日放送)

任期満了に伴う高知県知事選挙が7日、告示されました。立憲民主党高知県連、国民民主党高知県連、共産党、社民党が推薦する新人と、自民党と公明党が推薦する新人が立候補して、12年ぶりの選挙戦になりました。届け出を済ませた候補者は、それぞれ有権者に支持を訴えました。

告示日記者解説

選挙の構図や候補の主張、投票率の推移などを記者解説でお伝えします。

選挙戦リポート(11月12日放送)

今月24日に投票が行われる高知県知事選選挙。候補者は、有権者に何を訴え、どのように運動しているのか。それぞれの選挙戦を取材しました。

選挙戦終盤リポート(11月20日放送)

高知県知事選挙は、終盤を迎えています。候補者の今の訴えや選挙運動の様子をお伝えします。

シリーズ こうちの課題(候補者に聞く)

高知県が直面する課題にどう取り組むのか、知事選の候補者に聞く「こうちの課題」をお伝えします。

1.南海トラフ巨大地震への対策

今後30年で70%から80%の確率で起こるとされる南海トラフ巨大地震。対策について候補者に聞きました。

2.経済と雇用

リーマンショックの影響で大きく落ち込んでいた高知県の経済は、当時に比べ回復してきています。一方で、改善してきている有効求人倍率は、全国的にみると低い水準に留まっているなど、課題も多くあります。候補者に、県内経済と雇用について聞きました。

3.外国人観光客

外国人の延べ宿泊者数は、高知県は全国ワースト3位にとどまっています。外国人観光客をどう取り組んでいくのか、候補者に聞きました。

4.人口減少

高知県は、県からの「転出者」が、他の都道府県からの「転入者」を、毎年2000人余り上回っています。人口減少にどう取り組むのか、候補者に聞きました。

候補者ってどんな人?

知事選挙の候補者の素顔に5つのテーマで迫ります。

1.政治家を志したきっかけ

2.座右の名は?

3.自分の性格

4.趣味

5.高知の好きなところ

選挙ひとくちメモ

高知県知事選挙と高知市長選挙について、制度や仕組みなどを「選挙ひとくちメモ」としてお伝えします。

知事と市長の仕事

永井アナ

初回のテーマは、「知事と市長の仕事」についてです。

田中記者

仕事と言えば、私はふだん、警察や司法の取材を担当しているのですが、大学時代、ある趣味を仕事にしようと考えた時期がありました。

永井アナ

「実は○○が趣味」と出ていましたが、何ですか?

田中記者

伝統芸能の能です。

大学時代に趣味が講じて実際に舞いを習っていまして、一時期は弟子入りを考えたこともあります。

永井アナ

独自路線ですね。このシリーズの中でも、ぜひ独自の視点で解説をお願いします。

さて、第1回目のテーマは、「知事と市長の仕事」ということですが、確かに、知事や市長は、どんな1日を送っているのか気になりますね。

田中記者

では、ここで1つクイズです。

知事と市長には、決められた休日が年に何日あるでしょうか。

永井アナ

どうでしょう、考えたことがありませんね。

田中記者

答えは、「決められた休みはない」です。

知事も市長も「特別職の公務員」で一般の公務員と違って、休日は決まっていませんし、決められた勤務時間もないんです。

永井アナ

そうなんですか。自由な気もしますが、大変そうでもありますね。

田中記者

そうですね。知事と市長にはさまざまな権限が与えられていますが、最も重要な仕事の1つが予算を考え、議会に提出することです。こちらをご覧下さい。

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高知県の今年度の当初予算は4600億円余りです。この中から豪雨災害などの防災対策や経済活性化のための観光振興などが進められます。

県の予算は、そのときの知事の考え方が色濃く表れると言えます。

永井アナ

ちなみに、知事の報酬はどれくらいなんですか。

田中記者

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知事も市長も、毎月支給される「給料」と6月と12月に民間企業のボーナスにあたる「期末手当」が支給されます。

尾崎知事のこの夏のボーナスは274万円余りで、昨年度の給料とボーナスの総額はおよそ1865万円です。

永井アナ

そうなんですね。

田中記者

近い将来起こるとされている南海トラフ巨大地震などの災害時には命と暮らしを守るために知事や市長が先頭に立って指揮をとらなければなりません。

また、広報の役割も求められていて県や市の魅力を積極的にPRするのも仕事の1つです。

永井アナ

知事や市長にはさまざまな役割が求められるんですね。

次回は、「投票率」についてお伝えします。

投票率

永井アナ

田中さん、きょうのお題は。

田中記者

きょうは、「投票率」についてです。

永井アナ

投票率と言えば、「過去最低」という言葉をよく耳にしますよね。

田中記者

そうですね、まずは知事選から見てみましょう。

県民が投票で知事を選ぶいまの制度になって、知事選挙はこれまでに20回行われ、このうち18回が選挙戦となりました。

永井アナ

最高でどのくらいの投票率だったんですか?

田中記者

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投票率が最も高かったのは、8回目の昭和46年の選挙です。

永井アナ

なるほど。西暦でいうと1971年。わたしもまだ生まれていませんね。

田中記者

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このときの投票率が77.64%でした。

一方、最も低かったのが、現職の尾崎知事が初めて当選した平成19年の選挙で、投票率は45.92%でした。

永井アナ

グラフを見ると、ずいぶん低くなりましたね。

田中記者

この年の選挙は、新人4人の争いにもかかわらず、3年前の選挙と比べて投票率が18ポイント余り下がる結果となりました。

永井アナ

高知市長選挙はどうですか?

田中記者

昭和26年に86点85%と最も高い投票率を記録しましたが、直近の2回の選挙はいずれも投票率が28%台と低迷が続いています。

永井アナ

30%を切っているんですね。

田中記者

期日前投票の制度も利用してぜひ投票してほしいと思います。

永井アナ

期日前投票はどんな場所で行えるのですか?

田中記者

知事選挙については今月8日からそれぞれの市町村の役場などで期日前投票が始まっています。

また、高知市では市長選挙の告示後の18日以降に期日前投票ができる施設が増えます。

高知市やいの町では、「イオンモール高知」や「サニーアクシスいの」などの商業施設で、期日前投票が可能です。

永井アナ

買い物と一緒に投票も行えるのは便利ですね。

期日前投票所の開設日や投票できる時間は異なります。

詳しくはお住まいの市町村に問い合わせてくださいね。

「選挙は自分には関係ない」という気持ちの方もいるかもしれませんが、選挙は民主主義の根幹です。自分たちの将来のため、そして、後に続く世代のためにも投票してほしいと思います。

次回は、「期日前投票」についてです。

当選を表します。
当選確実(以下「当確」)を表します。

当確は、開票所での取材をはじめ、事前の情勢取材や出口調査などを参考にしながらNHKが独自に判定するもので、開票率が0%でも当確になることがあります。選挙管理委員会による得票数の公式発表がなくても、最終的に当選すると判定した場合です。

  • 立候補者の氏名で表示できない漢字は、常用漢字やひらがななどに置き換えています。
  • 立候補者の年齢は、投票日現在です。
  • 顔写真は、撮影の承諾を得た候補について掲載しています。