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福島県議選自民党が過半数獲得

任期満了に伴う福島県議会議員選挙は、10日投票が行われ、自民党は選挙前から2議席増やして過半数を超える31議席を獲得し単独で議案を可決できる勢力を確保しました。

58人の定員に対して過去最も少ない75人が立候補した福島県議会議員選挙は、10の選挙区で選挙戦となり、10日投票が行われました。

開票の結果、最大会派の自民党は、無投票の選挙区も含め、公認した候補が31人当選しました。

選挙前から2議席増やして、過半数の30議席を超え、単独で議案を可決できる勢力を確保しました。

また、2番目に大きい会派の「県民連合」は、国民民主党が10議席、立憲民主党が2議席、社民党が1議席を獲得し、無所属で当選した5人を加え、選挙前より1議席少ない18議席となります。

また共産党は選挙前と同じ5議席。

公明党は4人が当選し、選挙前の3議席から1つ増え、過去最多の議席を獲得しました。

また、女性は6人が立候補して5人が当選しました。当選者が3人だった平成15年以来の少なさで、もっとも多かった前回、4年前の8人に比べてほぼ半減しました。

一方、投票率は41.68%で、前回・4年前の46.67%を4.99ポイント下回り、過去最低を更新しました。

福島県議選 選挙区リポート

注目の選挙区について、リポートを2回に渡ってお伝えします。

1.相馬市新地町選挙区

1回目は、定員が1の相馬市新地町選挙区です。選挙区は、台風19号と大雨で大きな被害が出ました。2人が立候補して激しい戦いを繰り広げています。

2.喜多方市耶麻郡選挙区

区割りの変更前も含め、平成11年以降5回連続で無投票だった喜多方市耶麻郡選挙区。今回は定員が1減って2となり、24年ぶりの選挙戦となっています。

県議選メモ

11月10日に投票が行われる福島県議会議員選挙のデータや情報を「県議選メモ」と題してお伝えします。

1.立候補者の数

今回の選挙の立候補者数は、補欠選挙を除き、戦後、最も少なくなりました。これまでの変遷や女性の候補者数などをお伝えします。

2.投票率

県議選の投票率は、前回4年前の選挙で過去最低を更新しました。これまでの投票率の変遷などをお伝えします。

3.議員の仕事と報酬

なかなか見えにくい県議会議員の仕事。議員の主な仕事や役割、また報酬についてお伝えします。

4.期日前投票

投票日(選挙期日)の前に、投票ができる期日前投票の制度。今回の投票状況も盛り込んでお伝えします。

5.投票所

投票所と投票時間についてお伝えします。

当選を表します。
当選確実(以下「当確」)を表します。

当確は、開票所での取材をはじめ、事前の情勢取材や出口調査などを参考にしながらNHKが独自に判定するもので、開票率が0%でも当確になることがあります。選挙管理委員会による得票数の公式発表がなくても、最終的に当選すると判定した場合です。

  • 立候補者の氏名で表示できない漢字は、常用漢字やひらがななどに置き換えています。
  • 立候補者の年齢は、投票日現在です。
  • 顔写真は、撮影の承諾を得た候補について掲載しています。