選挙データベース
山梨県知事選
2019年1月27日投票
- 立候補者数:
- 4人
- 有権者数:
- 692,976人
- 投票率:
- 57.93% 開票終了
長崎幸太郎
無 新 50歳
- 代表的肩書
- 元財務省主計官補佐
元衆議院議員 - 推薦
- 自民・公明
得票率 49.7%
後藤斎
無 現 61歳
当選:1回
- 代表的肩書
- 元内閣府副大臣
元農林水産省課長補佐 - 推薦
- 立民・国民
得票率 41.8%
米長晴信
無 新 53歳
- 代表的肩書
- 元参議院議員
元フジテレビ記者
得票率 4.3%
花田仁
諸派 新 57歳
- 代表的肩書
- 共産党山梨県委員長
元児童演劇劇団員 - 推薦
- 共産
得票率 4.1%
山梨県知事選 自公推薦の新人 長崎幸太郎氏が初当選
統一地方選挙や参議院選挙の前哨戦となる山梨県知事選挙は27日に投票が行われ、自民党と公明党が推薦した新人で元衆議院議員の長崎幸太郎氏が立憲民主党と国民民主党が推薦した現職らを破って初めての当選を果たしました。
長崎氏は東京都出身の50歳。財務省の職員などを経て、平成17年のいわゆる「郵政選挙」で衆議院山梨2区に自民党から立候補して初当選し、3期務めました。
選挙戦で長崎氏は、政府・与党とのパイプを生かしてインフラの整備などを進めると訴え、自民・公明両党は幹部が次々と応援に入るなど徹底した組織戦を展開しました。その結果、自民党と公明党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層などからも一定の支持を集めました。
長崎氏は「停滞した県の状況を前進させなければならないという思いで団結した結果だ。山梨県を次の世代に自信を持って引き継いでいける地域にしていきたい」と述べました。
山梨県選挙管理委員会によりますと、今回の山梨県知事選挙の投票率は57.93%で、過去最低だった前回(4年前)の投票率を16.08ポイント上回りました。
以下は投票日前に公開したコンテンツです
選挙戦リポート
ことしは、12年に1度、統一地方選挙と参議院選挙が重なる「政治決戦」の年。山梨県知事選挙は、その前哨戦として注目を集めている。選挙戦を取材した。(1月18日「首都圏ネットワーク」)
候補者に聞く
山梨県の課題に対する考えを4人の候補者にインタビュー(甲府放送局で制作)。
1.人口減少対策
-
山梨県が抱える喫緊の課題の1つが、人口減少問題。ピーク時は89万5000人余りだった山梨県の人口も年々減少が続き、去年(H30)4月1日時点では81万8000人余りと、昭和59年8月以来、33年8カ月ぶりに82万人を割り込んだ。このままのペースで人口減少が続けば、2045年には59万8000人余りにまで減るという推計も。今後の人口減少対策をどう進めていく考えなのか、各候補に聞いた
2.リニア中央新幹線
-
争点の1つは、8年後の開業を目指すリニア中央新幹線をどう活用していくか。甲府から東京・品川までは25分、甲府から名古屋までは40分で結ばれることになり、リニアの開業により、県外から多くの人を山梨に呼び込めるチャンスとなる一方、人やモノが大都市圏に吸い上げられてしまう「ストロー現象」も懸念されている。リニア中央新幹線についてどう考えているのか、各候補に聞いた
3.財政再建
-
山梨県の昨年度の一般会計決算は、歳入総額がおよそ4588億1400万円、歳出総額はおよそ4515億2000万円で、財政の硬直度を示す「経常収支比率」は96.5%。また財政規模に対する借金の返還額の割合を示す「実質公債費比率」は15.2%で、ほかの都道府県と比べて高い水準にある。厳しい状況が続く県の財政を、それぞれの候補者はどう立て直していこうと考えているのか
4.少子高齢化対策
-
山梨県内でおととし(2017年)1年間に生まれた赤ちゃんは5705人で、調査を始めた明治32年以降で最も少なく、また、平成27年に行われた国勢調査では県内の15歳未満の人口はおよそ10万人と、全体の12.4%に低下し、調査を始めた大正9年以降で最低となった。一方、65歳以上の人口は23万人余りと全体の28.4%に上昇し、過去最高を更新した。県内の少子高齢化対策にどう取り組むのか、候補者に聞いた
5.県内経済の活性化
-
山梨県の1人あたりの県民所得は278万5000円(平成27年度)。全国平均の319万円を下回り、全国で23位となっている。県の経済が停滞すれば、深刻な人口減少や高齢化にさらに拍車をかけ、地域の活力が失われていくことに。新たな産業を育成したり、観光や農業を振興させたりするなど、どのように地域経済を盛り上げていくのか、候補者の考えを聞いた。
投票率の推移
左右にスクロールできます
投票率の推移
知事選の投票率は、前々回(2011年)は42.29%、さらに前回(2015年)は41.85%と過去最低の投票率となった。前回と選挙の構図が一変した今回は激戦と伝えられており、有権者の関心がどこまで高まるのか注目される。また今回は山梨県知事選としては初めて、18歳・19歳も投票できる選挙となる。