選挙を知ろう

開票を見に行こう!

開票は見学できる

開票する様子を見ることができるって、知ってますか?

公職選挙法第69条に「選挙人は、その開票所につき、開票の参観を求めることができる」と定められています。投票が始まる前には、投票箱の中に何も入っていないことをチェックする「零票確認」があります。投票後は、「開票の参観」をして、開票中に不正が行われていないか確認できるのです。

タクシーで開票所へ

開票は、一般に体育館など大きな施設で行われます。投票後、投票箱は施錠され、投票所から開票所へと移されます。その移動手段はタクシーを使うことが多く、複数の職員が乗り込みます。到着した投票箱は机に並べられ、合図とともに開票が始まります。

開票はチームワークが重要で、ひとつひとつの作業を丁寧に行っていきます。各開票所によって、使用機材や作業に違いがありますが、大まかな流れをみてみましょう。

開票の流れ

全ての作業工程で、確認は何度も行われ、間違いや不正を防ぎます。票数は、「計数機」という機械を使って確認します。随時、中間発表が場内アナウンスで報告されます。「参観人席」は体育館の二階の観覧席などに用意されることが多く、少し距離があるときは、オペラグラスを持参する人もいるそうです。

参院選開票は翌日午後まで!?

開票にかかる時間は、自治体や選挙で変わります。2016年の参議院選挙の開票で一番長くかかったのは京都府宇治市で、投票日翌日の午後2時40分までかかったそうです。開票が始まってから、17時間以上!

開票の参観は出入り自由なので、ほんのちょっとでも開票を見に行ってみませんか?