選挙を知ろう
「17歳」でも投票できる?!
「17歳」でも投票できる人がいるってホント?
選挙権年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられ、「投票できる17歳」が出現しました!
確かに18歳なら投票ができます。でも、「17歳」の一部も投票ができるのです。
いったいどんな「17歳」が投票できるのでしょう?
「投票日」当日に満18歳であれば、投票できる
2016年6月19日に施行される、公職選挙法によると、 ”第九条 日本国民で年齢 満十八年以上の者は、衆議院議員及び参議院議員の選挙権を有する”とあり、「投票日」当日に満18歳であれば、投票できるとされています。(※)
でも知ってた? 「年をとる」のは、誕生日の前の日!
実は、日本の法律上で、年をとるのは誕生日の前日なんです。
だから「投票日」の次の日が誕生日の人も、投票日には18歳!
そう、自分では「17歳」と思っていても、「法律上では18歳」の人も投票できるというわけ!
例)投票日が7月10日の場合
- 誕生日が7月9日の人:投票できる
- 誕生日が7月10日の人:投票できる
- 誕生日が7月11日の人:投票できる(法律上、満18歳になるのは7月10日のため)
- 誕生日が7月12日の人:投票できない
「年齢計算ニ関スル法律」と「民法143条」によると、「誕生日の前日の終了(24時)をもって年齢が加算」されることになっています。
つまり、年を取る「時刻」は、「誕生日前日」が終了する「24時0分0秒」「午後12時」。
そして年を取る「日」は、「誕生日前日」なんです。
この満年齢ルールは、学年を分けるときにも適用されています。実は4月1日生まれの人は3月31日に「年をとる」とみなされ、前の学年に入るのです。
※ただし選挙で投票するためには、選挙権を有しているほかに、選挙人名簿に登録されていることが必要。