選挙を知ろう
【世にも“奇妙な”公選法】
選挙「船」って見たことある?
車じゃ行けない島々へ! 選挙船で水上選挙活動
選挙にまつわるルール、それが公職選挙法。でも、そこには“奇妙な”ところがたくさん。
年齢によってできることとできないことがあったり…。誰でも使える身近なアレは選挙で使えなかったり…。
そんな“奇妙な”ルールを、18歳目線を忘れない卵おじさんと一緒に見ていきましょう。
卵おじさん
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はじめまして。私が、卵おじさんです。
ところで、日本にある「島」の数って知ってる? 海岸線が100m以上の島は6852。そのうち、人が住む島は約400。つまり…車じゃ行けない場所がたくさんあるってこと。
そんな島々の有権者にとって、選挙期間の風物詩は、選挙カーじゃなくて…「選挙船」。選挙カーの代わりに「選挙船」に乗って、候補者とウグイス嬢が島々を回るんだって。
ロールスロイスはいいけど、あの車は選挙カーに使えない?
卵おじさん
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選挙カーといえば、多くはワンボックスカーやワゴン車だけど、過去には、ガラス張りの車や、高級車のロールスロイスを使った候補者もいたとか…。
でも、どんな自動車でも使える…というわけではないんだ。公職選挙法施行令には「選挙運動に使用できる自動車」に関して、 「上面、側面又は後面全部又は一部が構造上開放されている」車は除くって書いてあって。どんな車か、分かるかな…。
答えはこれ!
卵おじさん
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昔の国会の議事録を調べてみたら、「有蓋の自動車に限る」と規定するためにそんな言い方になった、なんて記録があったよ。
最近では、自転車で選挙区内を回る候補者も、よく見かけるよね。選挙カーの上よりも、有権者と同じ目線で話ができるから、庶民派アピールにはぴったりだったり。
君たちは、候補者がどんな乗り物に乗ってたら、一票入れようと思う?