今日の放送(11・13)。
キャスターの締めのコメントは福島の怒りを正面から受け止めていただいたコメントだった。大変ありがたい。原発事故から半年以上がたち、福島の苦悩や怒りは少しずつ忘れ去られ始めている。原発棄民をゆるすな!!
初めてこの番組を拝見したのは確か5月頃のゆりあげ小学校避難所での放送でした。
老婦人に掛けた津田アナの一言がとても感激致しました。
震災をテーマに報道番組は民放を含め、数多組まれる中、ここまで被災者の方々の心に寄り添い、心の奥底に秘めた辛い思いや将来への希望などのありのままの声が伝わって来たものが有っただろうか?これこそがジャーナリズムの真髄だと思いました。
地方局だからこそ出来ること 地元出身の津田アナウサーだから伝えられること 今後もクオリティの高い番組つくりに期待します。何度か見逃した放送も有りましたので総集編として再放送して頂ければ幸いです。
今回の放送をみて思ったこと。・・・津田アナウンサーの冒頭のお話しに衝撃を受けました。ネットの書き込みにて、いつまで被災者づらしているのか。という意見があったとか。なんとひどい話しでしょうか。書き込みをした人の視野の狭さにあきれしまう。
被災の状況・度合いは人それぞれ。地域差も極めて大きく、深刻な現状も継続していると思える。拡大・進行中の問題、新たな課題の発生も非常に多いのではないか・・・。
うわべの復興・復旧にあざむかれてはいけない。と感じる。復興・復旧に、いわば、取り残されてしまっている人々・地域、問題の数々は どうすればよいのか。とりあえずの現状が日常化してはいまいか。
・・・私たちの意識の中で、3・11大震災、が早くも風化しはじめているのではないか。不理解、偏見、差別・・・等々が意識の中で固定化しはじめてはいけない。と自らに語りかけている。
私は統合失調症を患っています。震災前の一番怖い妄想は、巨大地震が起きることでした。何より心配していました。それが現実になった今では、頭では、これは自然の摂理で関係ないんだと言い聞かせるのですが、心が恐れおののいて、余震が起きるたび、心臓が潰れる思いで毎日を過ごしています。
栗原市志波姫地区は、小学校がプレハブ校舎です。突き出た下水管のマンホールや、穴の開いた道路、割れた地面、工事はしていますが、完全復旧の目処は立っていません。あくまで応急処置のままのところが多いのです。
きっと、あちこちがそうなんだろうな、とは思います。液状化していない分、でこぼこ道など我慢しなくちゃいけないとも思います。ましてや、津波の被害にあわれた地域の方々の苦悩に比べたら。
でも、三年前の内陸地震からちゃんと立ち直らないまま今回の地震にあった私たちも、被災者です。みんな地震の話になります。崩落した栗駒山を遠くに眺めながら、どうしてこんなことになったのか、子供たちが小中合同校舎に通い、給食センターが被災して簡易給食に切り替わらなければいけなかった苦労など、誰に語ればいいのでしょう?
津波の被害が大きすぎて、原発の被害が想像を凌駕して、私たち内陸の被災者は、不満を飲み込んで七ヶ月以上、耐えてきました。
でも、正直、私の心は限界です。
誰に話せば救われるのでしょう?何度涙を流せば、この恐怖は拭えるのでしょう?
地震以上、津波未満。私たちも、苦しんでいます。