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【多賀城】2022年5月25日放送

多賀城創建1300年
南門復元現場

2024年に創建1300年を迎える多賀城。その正門にあたる南門の復元工事の現場を丹沢アナウンサーが訪れました。

全国で歴史的建造物の復元を行っている職人たちが、当時の南門を忠実に再現しようと丁寧に作業に当たっていました。例えば、白壁作りでは、藁を巻き付けた木組みに粘土を手で丹念に塗り付けます。かなり力のいる作業なのだそうです。

こちらは南門の屋根です。南門は高さが14.5メートルあります。

完成後はこんなに近くで見ることはできません。迫力を感じます。

瓦にはつやがありません。当時の屋根に近づけるため、あえてつやを消す加工がしてあります。また瓦に描かれた模様は「重弁蓮花文」と呼ばれ、実際に多賀城で出土した瓦を忠実に復元しています。

多賀城市教育委員会の武田健市さんは「南門が多賀城市民のシンボルとなって、多くの人が見学に訪れる場になって欲しい」と話していました。2年後が楽しみです。


【取材:丹沢研二アナウンサー】