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【美里町】2022年7月28日放送

少林寺拳法
宮城美里スポーツ少年団

美里町に少林寺拳法で全国大会への出場者を毎年輩出している団体があると聞いて取材に訪れました。練習場を訪れると、子供たちが中心ですが、年配の方の姿も見られます。この団体は「少林寺拳法 宮城美里スポーツ少年団」で、5歳から60歳代までの65人が所属し、週4日集まって練習に励んでいます。

少林寺拳法は対戦相手と勝敗を決める空手とは違い、「演武」という本当に戦っているかのようにお互いの間合いを確認しながら正確な突きや蹴りなど技を披露する競技です。この日、特に気合を入れて練習に励んでいる子供たちがいました。

彼らは8月、神奈川県で開かれる全国中学校大会に出場する中学生たちです。どんな技を演じるのか見せてもらいました。演武には3種類あり、1人で攻撃と防御を演じる「単独演武」、2人1組で攻撃と防御の技を交互に演じる「組演武」、6人1組で単独演武と組演武を見せる「団体演武」。それぞれで技術点を競い合います。

全国中学校大会は2020年はコロナの影響で、2021年は開催地の福岡に台風が上陸した影響で中止になり、今年は3年ぶりの開催です。指導者の佐藤雅弘さんは「大会で自分のできる精一杯の技を出し切って表現して欲しい」と話していました。
感染対策から全員がマスクを着用し、できるだけ距離をとりながらの練習が続いていますが、大会で練習の成果を思う存分出し切って下さい。


【取材:大崎支局 黒澤常幸】